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2016/09/08 ドラギECB総裁のタカ派発言からユーロが上昇。

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2016/09/08 ドラギECB総裁のタカ派発言からユーロが上昇。

マーケットのポイント

本日の相場はECB政策金利が据え置きに留まったもののドラギ総裁からハト派と受け取れる発言が見られたことでEUR買いが強まったのが主なポイントになります。

アジア時間には特段大きな材料も無く、予想よりも良好な豪貿易収支を受けてAUDに強さが目立った以外には動意に乏しい展開となりUSD/JPYも101円台半ばのレンジ推移を続けました。

eurusd0909

欧州時間に入るとECBを直前にポジション調整と思われる動きが入りEUR買いが進行、EUR/USDは1.13ドルまで値を伸ばすなど上昇が目立ちました。結論、ECB政策金利は据え置きとなりましたが、その後の会見でドラギ総裁から「QEの延長は議論されなかった」「現時点で追加緩和は必要ない」などの発言が出たことで追加緩和期待が後退、ドイツ金利が上昇する中でEUR買いはさらに加速しました。

もっとも、NY時間に入ると米金利が上昇した事でUSD買いが進行、EUR/USDは欧州時間の上昇分を打ち消しました。また、EIA原油在庫統計が予想よりも大幅に減産した事を受けて原油は急騰、この局面ではJPY売りが強まりUSD/JPYは102円台半ばまで上昇、その他クロス円通貨も軒並み堅調に推移しました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0340% + 0.014
ドイツ国債10年 -0.0620% + 0.055
英国債10年物 0.7580% + 0.079
米国債10年 1.5990% + 0.060

日経平均 16,958.77 – 53.67 – 0.32%
ドイツDAX指数 10,675.29 – 77.69 – 0.72%
英FT100 6,858.70 + 12.12 + 0.18%
ダウ工業株30種 18,479.91 – 46.23 – 0.25%

原油(NYMEX/WTI) 47.62 + 2.12 + 4.66%
金(COMEX) 1341.60 – 7.60 – 0.56%

各主要通貨の強弱関係

EUR>USD>CHF>GBP>AUD>CAD>NZD>JPY

ドル(USD)

USDは強。欧州時間にEURが上昇する中でEUR/USDを主導にその他通貨に対しても弱含む場面もありましたが、一巡後は米金利の上昇とともに買い戻す動きへ向かいました。

ユーロ(EUR)

EURは強。ドラギ総裁のタカ派発言を受けて目先の追加緩和期待が後退した形になります。

ポンド(GBP)

GBPは中~。特段GBP絡みの材料は伝わっていません。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。AUDはアジア時間の豪貿易収支発表後に強含む場面もありましたが後に上昇分を打ち消しています。CADは前半は弱含んだものの原油在庫統計が減産となった事で急騰しました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 7月貿易収支 予想:-27.00億豪ドル、結果:-24.10億豪ドル

≪欧州・NY時間≫

20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利 予想:0.00%、結果:0.00%

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

菅義偉官房長官

8日11:37「日本経済は緩やかな回復が続いている」

中曽宏日銀副総裁

8日13:26「マイナス金利と国債購入は金利押し下げに極めて強力」「マイナス金利が金融機関収益に与える影響は相対的に大」

8日13:30「マイナス金利が心理通じ悪影響与える可能性に留意必要」「(マイナス金利深堀)コストあっても必要なこと十分あり得る」

8日13:40「総括的検証は緩和の縮小方向の議論ではない」「総括的検証は2%物価目標の早期実現の観点で行う」「現在の枠組みは市場流動性や金融機関収益に影響」

8日14:27「何がうまくいかないか真面目に検証する」「2%物価目標は下さない」「金融政策は為替相場を目的にしていない」

《欧州》

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁

8日21:34「金利を現在の水準もしくはより低い水準で長期間維持する」

8日21:35「インフレは徐々に上昇する見通し」「ECBは経済、市場を注視」

8日21:38「ECBは刺激策の選択肢評価を委員会に委託」

8日21:40「量的緩和を2017年3月までか、必要であればそれ以降も実行する」「量的緩和はインフレの道筋が目標と一致するまで続ける」

8日21:42「ECBのスタッフ予想では2016年のユーロ圏GDP伸び率は1.7%(6月時点1.6%)、17年GDPは1.6%(6月時点1.7%)、18年GDPは1.6%(6月時点1.7%)」「ECBのスタッフ予想では16年インフレ率見通しは0.2%(6月時点0.2%)、17年インフレ率見通しは1.2%(6月時点1.3%)、18年インフレ率見通しは1.6%(6月時点1.6%)」

8日21:47「資産買い入れプログラム延長について議論せず」

8日21:51「当面の間、追加緩和は必要ない」

《米国・カナダ》

特に無し

まとめ

ECBの政策金利は予想通りだったものの、ドラギ総裁の発言はややサプライズとなりましたね。目先の追加緩和への期待が後退し、当面は方向感が出にくくなりそうです。

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