1. 経済指標と金融政策で勝つFX攻略サイト
  2. 経済指標・統計
  3. ≫ADP民間雇用統計

ADP民間雇用統計

LINEで送る
Pocket

日本語名称 ADP民間雇用統計
英語名称 ADP National Employment Report
重要度 ★★★
リリースページ http://www.adpemploymentreport.com
ホームページ http://www.adpemploymentreport.com
発表時間 雇用統計の2日前の 8:15 E.S.T.
発表頻度 毎月1回
ソース Automatic Data Processing, Inc.
改定 改定値○/確報値○

ADP民間雇用統計とは

ADP民間雇用統計は民間のADP社が発表する雇用統計で、約41万社からの2100万人以上(これは民間部門の雇用者の2割強)の雇用者のサンプルデータを基に毎月の民間部門の雇用者数の変化を推計したものとなっています。
政府が発表する雇用統計と同じ毎月12日を含む週の雇用統計調査期間を基準に実際の雇用統計と同じ方法で雇用者数を推計していることや、発表が雇用統計の2日前であることから市場の注目度も高いものとなっています。

なぜ重要なのか

いままで金融市場の参加者は市場に最も影響力のある雇用統計を予測するために様々な工夫をこらしてきましたが、雇用統計の正確な予測は専門家でも難しいことはこれまでの歴史が証明しています。市場には様々な労働市場に関する指標がありますが、それらはそれぞれアプローチもちがい、一見矛盾した結果を出すことも珍しくありませんし、雇用統計を予測するうえではあまり役に立たないのが現状です。そして、そもそも他の雇用指標は実際の雇用統計のように給与支払いに基づいて推計されていません。
しかし、ADP雇用統計は雇用統計と同じ方法で雇用者数を推計しているうえに、そのサンプル数も他の指標よりも圧倒的に多いものとなっており、実際の雇用統計に最も近い指標と言えるでしょう。また発表日が、雇用統計の2日前ということもありADP雇用統計は比較的新しい指標ではあるものの、金融市場への影響力は非常に高いものとなっています。

指標の見方と注目ポイント

債券・金利市場への影響

債券市場は雇用市場と密接に関わっており、雇用市場の変化は債券・金利市場に強い影響力があり、その影響は大きく2つの要因によって左右されます。
まず債券市場はサプライズを嫌うため、市場予想から大きく乖離したADP雇用指標の結果は債券市場を大きく動揺させます。次に、結果の影響力は経済の状況にも大きく左右され、景気回復局面での強い雇用は、経済にまだ余力があり、賃金上昇圧力も控えめなため、債券市場への影響も控えめなものになりますが、経済が活発になり、雇用が堅調になってから何年も立つのに、強い雇用指標がでた場合、それは過度な賃金の上昇と物価インフレを招く恐れがあり、中央銀行の利上げなどが予想されます。こういった内容は債券保持者にとって良い情報ではなく、債券価格の下落と金利の上昇を招くでしょう。

株式市場への影響

強い雇用指標は通常、株価にとっても好材料です。より多くの雇用は家計収入の増加につながり、それは家計支出の増加を期待でき、企業の収益増加に貢献します。
しかし例外として、債券市場と同様に株式市場の参加者も長期間に及ぶ過度な経済成長は経済に負荷をかけ、インフレ圧力を生むことを知っており、このような流れになった場合、中央銀行の利上げが予想され、これは株式市場にとっても好ましいものではありません。よって強い雇用指標が株価の下落を招く恐れもあるわけです。
逆にADP雇用統計が連続して弱い結果を出した場合も企業収益の悪化が予想され、株価の下落に繋がります。

通貨市場(主にUSD)への影響

海外の投資家もADP雇用統計を注目しており、彼らがもっとも注目しているのはこの指標が米金利に与える影響です。また雇用統計発表にむけて自信のポジションを調整するためにもつかうでしょう。
一般的に民間の非農業部門の雇用者数の増加が平均15万人以上のときは、米金利の上昇が期待でき、海外の投資家にとってドル資産の魅力を高めるため、ドルの価値が上昇する傾向があり、増加が平均10万人以下だと将来の米金利の低下が予想され、ドルの価値が下がる傾向にあります。

以上、ADP民間雇用統計の見方でした。

 

LINEで送る
Pocket

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。