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2016/04/13 ドル、底堅く推移

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2016/04/13 ドル、底堅く推移

マーケットのポイント

この日のドル円はドル高主導で上昇。

日本時間に発表された中国3月輸出入が市場予想を上回ったことで日経平均などアジア株が全面高、
リスク回避意欲が後退する中で円(JPY)が売られた。

海外時間に入ると特段目だった材料はなかったもののドル(USD)が主要通貨に対して上昇。
ドル円は109円台半ばまで回復、ユーロドルは1.13ドルを割り込んだ。

その後発表された米小売売上高やPPIなどの米経済指標は軒並み弱い結果となり、
一時は米金利の低下に伴うドル売りが優勢となるも、影響は限定的ですぐに反発。

その後もドル高の流れは続き、日通し堅調な推移を見せた。

各主要通貨の強弱関係

強通貨→USD、NZD 弱通貨→CHF、EUR

ドル(USD)

ドルは日通し堅調に推移。

ドル円は株高や中国3月輸出入の上振れを受けた世界景気減速懸念の後退から、
欧州時間入りにかけて108円台後半から一時109円乗せとなった。

NY時間に発表された米経済指標は市場予想を下回っており、
一時はドル安となるもすぐに反発した。

その後発表された米地区連銀報告(ベージュブック)においては全体的に景気の上方修正が示唆される結果となり、
これもある程度ドルの下支えになったものと思われる。

ユーロ(EUR)

ユーロドルは欧州時間入り後からの全般ドル高の流れに沿い上値を切り下げ、
1.13ドルを割り込む形となった。

ユーロ圏2月鉱工業生産が予想よりも悪化したことなども相場の重し。
その後も続くドル高に伴い日通し軟調に推移した。

ユーロ円は、対ドルで円よりもユーロの下落の方が大きかったこともあり下落。
年初来安値である3月1日の安値(122.09円)も視野に入ってきている。

ポンド(GBP)

この日のポンド(GBP)は方向感が出ず、ポンド円は全体で見ればレンジ相場。
ポンドドルはドル高進行の影響で上値を切り下げるも一本調子というわけにはいかなかった。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね堅調。

豪ドル(AUD)は貿易で結びつきの強い中国の輸出入統計が市場予想を上回ったことから伸長。

カナダドル(CAD)はBOC政策金利発表が予想通り据え置きにとどまるも、
2016 年の実質GDP見通しが年率+1.9%から+2.2%に上方修正となったことが好感され買いが優勢となった。

なお、この日発表されたEIA週間在庫統計は
原油在庫が前週比663万バレル増と市場予想平均の前週比73万バレル増加を上回る一方で
ガソリン在庫は424万バレル減少と市場予想平均の前週比142万バレル減少を下回った。

強弱入り混じった結果となったが、ガソリン在庫の取り崩しにより原油先物価格は一時買いで反応した。

主な経済指標

《アジア時間》

11:00頃 3月(人民元)中国貿易収支、1946億元の黒字 予想(2036億5000万元程度の黒字)より弱い
※3月(米ドル)中国貿易収支、298.6億ドルの黒字 予想(349億5000万ドル程度の黒字)より弱い

《欧州・NY時間》

指標

15:45 3月仏CPI改定値、予想通り 前月比0.7%上昇

18:00 2月ユーロ圏鉱工業生産、前月比0.8%減 予想(0.7%減)下回る

21:30 3月米小売売上高、予想(0.1%増)下回る 前月比0.3%減 ※自動車を除いた数値は前月比0.2%増と市場予想平均の前月比0.4%増を下回った。

21:30 3月米PPI、予想(0.2%上昇)下回る 前月比0.1%低下 ※変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.1%低下と市場予想平均(0.1%上昇)に反して低下した。

23:00 カナダ中銀、政策金利0.50%に据え置き 予想通り

※2016 年の実質GDP 見通しを年率+1.9%から+2.2%に上方修正した。もっとも2017 年の見通しは下方修正された(+2.5%→+2.1%)。

23:30 EIA週間在庫統計、原油在庫前週比663万バレル増、市場予想平均の前週比73万バレル増加を上回った。ガソリン在庫は424万バレル減少と市場予想平均の前週比142万バレル減少を下回った。

主な要人発言

《アジア》

古沢満宏・国際通貨基金(IMF)副専務理事

13日08:30「円相場、日本のファンダメンタルズとほぼ整合的とのIMFの見方から大きく乖離しない」「急激で無秩序な為替の動きには必要な措置取るというのが各国のコンセンサス」「競争的通貨切り下げ回避すべきとのG20合意、日銀の金融政策運営の制約にならない」

原田泰日銀審議委員

13日10:35「今回のマイナス金利付き量的・質的金融緩和以来、住宅ローン金利の低下から、借換えの動きがありますが、新規の住宅ローンの拡大はまだ見られないようだ」「マイナス金利政策を採用してから、まだ2か月余りしかたっていませんので、その効果を見るには無理がある」

13日10:37「2015年末から、世界的に株価が動揺、下落しているが、ここには世界貿易の低迷が影響していると思う」「すなわち、株価の弱さは、実体経済の弱さを反映したものだと思う」「ただし、雇用は堅調に伸びている」

13日10:41「当初考えていたように物価は上がっていないが、それは原油価格下落によるもの」「中国経済を中心とした新興国経済の一層の減速、米国経済の動向やそのもとでの金融政策運営が国際金融資本市場に思わぬショックをもたらす可能性、欧州における債務問題の展開など、日本経済を失速させかねないリスクがある」「そうなると、所得から支出への循環が断ち切られてしまい、雇用が悪化し、物価を基調的に上昇させるメカニズムが危うくなる」「そのようなリスクが顕在化すれば、躊躇なく追加の金融緩和を行うことが必要と私は考えている」

13日14:13「マイナス金利は国民全てに不評というわけではない」「4月のマイナス金利拡大は可能でないとは言えない」「マイナス金利の効果が全く見えないわけではない」

13日14:23「円高になれば物価上昇をある程度弱めるのは事実」「円高がすぐに物価上昇圧力弱めることにはならない」

《欧州》

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁

13日17:13「ECBは金融政策において新たな領域にある」「ECBの政策はEU条約の範囲内」

13日17:38「ヘリコプターマネーはECBの責務の範囲外」「ECBによる銀行債の購入は支持しない」

ノボトニー・オーストリア中銀総裁

14日02:29「金融政策だけでは成長を促進することはできない」「非常に低いインフレは主にはエネルギー価格の下落によるもの」「世界経済見通しの下方修正にも関わらず欧州の経済状況は前向き」

《米国》

ラッカー米リッチモンド連銀総裁

13日06:20「2016年の利上げペースは12月会合での予想中央値を反映させることが最も適切だろう」

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

14日03:01「ほとんどの地区で物価は緩やかに上昇」「アトランタ以外の地区で賃金は上昇」

14日03:03「米国の経済活動は拡大したが、成長ペースは地区によって様々」「ほとんどの地区が緩やかな経済成長」

14日03:06「個人消費はほとんどの地区で緩やかに増加」「労働市場の状況は改善が続いている」

《その他》

カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明

13日23:01「2016年のGDP見通しを1.4%から1.7%へ上方修正した一方、2017年のGDP見通しを2.4%から2.3%へ下方修正」

13日23:02「インフレ統計を中心としたリスクはおおむねバランスが取れている」「現在の金融政策のスタンスが引き続き適切と判断」

13日23:06「CPIは2%目標を下回っており、為替レートとエネルギー価格の下落の影響で2%に戻る前にさらに低下する見通し」

13日23:09「カナダドルは最近のコモディティ価格の上昇などを背景として堅調に推移している」

ポロズ・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁

14日00:19「世界経済は一段と失望させるだろう」

14日00:30「さらなる自立的な経済成長が必要」「米国やカナダへの金融政策に対する期待などからカナダドルは上昇」

14日01:18「新たなショックが起こればBOCは金利引き下げを検討」「現在の金融政策スタンスは緩和的」

まとめ

ドルの強さが目立つ以外、
全体を通して特段大きな動きの出ない1日となった。

材料不足感が否めない中、先週大きく動いた反動もあるのだろう。
引き続き株価や原油などを睨んだ展開が続きそう。

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