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2016/04/14 ドル高一服

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2016/04/14 ドル高一服

マーケットのポイント

昨日から堅調に推移していたドルがこの日は一旦の落ち着きを迎えた。

アジア時間においては日経平均株価が大幅に上昇するも通貨への影響は限定的。
ドル円は109円台半ばを中心としたレンジ内での推移が続いた。

欧州時間に入ると原油が上昇した流れに沿い米金利は上昇、ドル買いが加速したが
同時に円買いも進行したことでドル円は小幅に下落した。

堅調な3月豪雇用統計の結果を受けた豪ドルに対しドル売りが目立ったことなども相場の重しとなった。

その後NY時間に発表された米CPIが市場予想よりも弱い結果となったことがわかるとドル売りが優勢に。
またほぼ同時刻に日本の熊本県で最大震度7の地震が発生した影響を受け、日経平均先物が売られる中で円買いが進行。
ドル円は下落し109円台を割り込んだ。

もっとも一巡後は下値を切り上げ再び109円台を回復。
一方的なドル高はストップしたものの、あくまで底堅さを残した。

各主要通貨の強弱関係

強通貨→AUD、USD 弱通貨→NZD

ドル(USD)

昨日ほどの勢いは無かったものの、本日のドルもおおむね堅調。

米経済指標の下振れを受けて一時売りが優勢となる場面も見られたが、
なんとか踏みとどまる形となった。

米CPIの結果が弱かった一方、新規失業保険申請件数が前週から減少したことで労働市場の改善が好感され、
米株価が比較的堅調に推移したことも相場の支援材料になったと考えられる。

ユーロ(EUR)

ユーロドルは前日の下落トレンドが継続、アジア時間には一時日通し安値をつけるも、
その後の欧米時間では明確な方向感は出なかった。

ユーロ円も同様。
震災による一時的な円買いで上値を切り下げるもすぐに反発した。

ポンド(GBP)

ポンドは全般弱含み。
ポンド円もポンドドルも売りが優勢となった。

特にアジア時間での下落がキツく、
欧米時間にかけては反動から徐々に動きが鈍くなった。

なお、BOE政策金利発表は予想通り据え置き。
金融政策スタンスやインフレ見通しに関しても前回の金融政策決定会合時から大きな変化は無く、
相場への影響も限定的だった。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

この日の資源国通貨は強弱まちまちとなった。

豪ドルは3月豪雇用統計結果が堅調な数字となったことで強含み。
主要通貨の中で最も上昇した。

一方でNZドルは全般的に売りが優勢、この日で最も弱い通貨となった。

カナダドルは方向感が出ず。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 3月豪新規雇用者数、2.61万人増 予想(1万7000人増)上回る 。失業率は5.7%と前月の5.8%から低下。

≪欧州・NY時間≫

19:00 3月ユーロ圏HICP、横ばい 予想(0.1%低下)上回る

20:00 英中銀、政策金利発表 0.50%に据え置き 0.50%

21:30 2月カナダ新築住宅価格指数、前月比0.2%上昇 予想(0.1%上昇)上回る

21:30 米新規失業保険申請件数25.3万件 予想(27万件程度)より強い

21:30 3月米CPI、前月比0.1%上昇 予想(0.2%上昇)下回る 。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.1%上昇と市場予想平均の0.2%上昇を下回った。

主な要人発言

《アジア》

黒田東彦日銀総裁

14日07:51「必要なら追加刺激策」「必要だと判断すれば躊躇なく刺激策を追加」「日銀の緩和策は非常に強力な枠組み」

14日07:54「日本経済は緩やかな回復トレンドを継続」「インフレマインドは着実に改善」「マイナス金利導入で政策の焦点を量的緩和から金利に移したとの見方は事実ではない」

14日08:39「マイナス金利をさらに引き下げる余地」「追加緩和については3つの選択肢を個別あるいは包括的に実行」「日銀のマイナス金利は為替市場をターゲットとしていない」「マイナス金利導入が円高・株安をもたらしたとは思わない」

14日08:40「中銀は為替市場を注視」

14日09:10「日銀がすべての国債購入必要になる可能性極めて低い」

14日09:13「大規模な国債買い入れの継続にテクニカル面の限界はない」

15日04:03「G20では成長戦略について議論」

15日04:10「最近の過度な円高はここ数日で幾分是正された」「為替の動向を引き続き注視する」

雨宮正佳日銀理事

14日09:42「マイナス金利の影響を注視する必要がある」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

14日10:12「(為替相場の)無秩序な変動が望ましくないことははっきりしている」「日本経済の現状の話はしっかりしなくてはいけない」

周小川・中国人民銀行総裁

14日11:04「米中政策協調についてルー米財務長官と協議」

菅義偉官房長官

14日16:25「為替の一方的に偏った動きには警戒感を持ちながら対応する」

14日22:16「災害応急対策に全力」「原子力施設の被害情報は入っていない」

《欧州》

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁

14日06:30「ECBによる金融政策の十分な効果が依然として実現している」「ECBは必要があれば何でもすることを継続」「マイナス金利の活用には明らかな限界がある」「マイナス金利と為替レートの相関性は避けられない」

メクラー・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事

14日18:31「スイスフランは依然として非常に過大評価されている」

英中銀金融政策委員会議事要旨

14日20:01「0.50%の政策金利の据え置きを9対0で決定。資産買い入れプログラムの規模の維持を9対0で決定した」

14日20:06「英国のEU離脱に関する選挙は英経済活動の重しになる見通し」「英国のEU離脱に関する選挙前の指標データに慎重に対応」「英国のEU離脱に関する選挙が不確実性を長引かせる」「英国のEU離脱懸念は著しくポンド、資産価格に影響を与えた」

ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事

14日22:48「世界経済の一部は減速し脆弱となっている」

ダイセイプルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)

15日00:15「非常に低い金利はECBが原因ではない」

ドムブロフスキス欧州委員会副委員長

15日03:24「欧州の緩やかな景気回復は続いている」

《米国》

ロックハート米アトランタ連銀総裁

14日21:43「4月の利上げを支持しない」「4月に動くのが妥当との見解を改めた」

14日22:00「今年2-3回動くには依然として十分な会合がある」「FRBの決定はデータ次第」

14日23:33「数人のFOMCメンバーが4月利上げを支持する可能性」

15日00:21「6月利上げは引き続き選択肢」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事

14日22:31「最も低い格付け債券の市場での流動性が低下している」

まとめ

米CPIが下振れたことで、ドル安に傾くと思いきや
意外にも底堅さを示す結果となった。

経済指標や要人発言が強弱まちまちとなり、まだまだドルの方向感は見えにくそう。
今後も一つ一つに注視したい。

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