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2016/04/20 原油高、株高継続

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2016/04/20 原油高、株高継続

マーケットのポイント

この日も流れとしては原油高・株高に伴うリスクオン相場となり、
資源国通貨を中心に底堅い動きが継続した。

アジア時間こそ原油は今週の相場を支えていたクウェートでの労働者ストが終結したとの報道を受け
下落する場面も見られたが、欧米時間に入るにつれ再度持ち直した。

その後NY時間に発表されたEIA原油在庫統計が市場予想ほど弱くなかったことや、
イラン副石油相が5月にもロシアで産油国会合が開催されるとの見通しを示したことなどを受けて
原油価格は急騰、日通し堅調に推移した。

一連の原油高に伴い、株価も世界的に上昇する中でリスク回避志向が後退した1日となった。

各主要通貨の強弱関係

強通貨→CAD、USD、AUD 弱通貨→NZD、JPY、EUR

ドル(USD)

この日のドル円は大幅に上昇。

アジア時間にはクウェートでのストが終了したことで
原油売り・株売りの中一時的に上値を切り下げる場面もあったが、
欧州時間に入ると再度訪れた原油高の流れに沿い円売りが進行、下落分を打ち消し回復した。

NY時間に発表された原油在庫統計の結果を受け対資源国通貨がドル売りが進行するも、
同時に米中長期金利が大幅に上昇したことで一転しドル買いが優勢に。

引けにかけて全般的にドルは強含みドル円は109円台後半まで突入した。

ユーロ(EUR)

ユーロは売り優勢。

ユーロドルはアジア時間こそ円絡みの取引が中心となったことで方向感に欠ける展開となったが、
欧州時間に入ると原油高に伴い対資源国通貨でユーロ売りが進行した流れに沿い上値を切り下げた。
その後のNY時間には米中長期金利が上昇しさらに下落。1.13ドルを割り込んだ。

ユーロ円はもみ合い。
ドル円とユーロドル双方の影響を受けたことで方向感が出にくかった。

ポンド(GBP)

ポンドは中立。
英国雇用統計の結果が予想よりも弱いとわかると売りが優勢となったが、
反応は一時的ですぐに持ち直した。

その後は円とドルの動きに左右される展開となり、
ポンド円は上昇する一方でポンドドルは下落した。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね堅調。

NZドルのみ前日の流れを引き継ぎ売りが目立ったものの、
原油高を背景にカナダドルや豪ドルはこの日最も強い通貨となった。

主な経済指標

《アジア時間》

08:50 3月貿易収支、7550億円の黒字 予想(8346億円の黒字)より弱い

《欧州・NY時間》

15:00 3月独PPI、前月比横ばい 予想(0.2%)下回る

17:30 3月英失業者、0.67万人増 予想(1万人減)より弱い ※失業率は2.1%と市場予想平均の2.1%と同じだった。

 なお、ILO方式による12-2月の失業率は5.1%と市場予想平均の5.1%と同じだった。

20:00 前週分米MBA住宅ローン申請、前週比1.3%上昇

21:30 2月カナダ卸売売上高、前月比2.2%減 予想(0.4%減)下回る

23:00 3月米中古住宅販売件数、予想(528万件程度)上回る533万件

23:30 EIA週間在庫統計、原油在庫前週比208万バレル増 、市場予想平均の前週比230万バレル増加を下回った。
ガソリン在庫は11万バレル減少と市場予想平均の前週比146万バレル減少を上回った。
なお、ディーゼルオイルやヒーティングオイルを含む留出油の在庫は355万バレル減少した。

主な要人発言

《アジア》

黒田東彦日銀総裁

20日09:04「前向きの循環メカニズムが作用」「景気は基調としては緩やかな回復を続けている」

20日09:05「物価の基調は着実に改善している」「物価が2%程度に達する時期は2017年度前半ごろ」「本年入り後、市場は世界的に不安定な動きに」

20日09:07「マイナス金利は金利面で政策効果が既に表れている」「リスク点検し必要なら3次元で躊躇なく追加緩和」「市場動向が経済・物価に与える影響を十分注視する」

20日09:23「ビッグデータによる分析には十分注意払っている」「ビッグデータで特定の個人の行動予測するのは意味がない」

20日09:30「マイナス金利は金融市場に関する限り所期の効果発揮」「G20で金融政策を説明し参加国の十分な理解得られた」

20日09:35「G20声明は各国の金融政策運営を縛るものではない」「国際金融市場はリスク回避姿勢強まっており不安定」「市場動向の影響を十分注視」

20日10:16「マイナス金利は欧州でも日本でも賛成論、反対論ある」「量的拡大が限界に達したとは思わない」「追加緩和の手段は量、質も引き続き選択肢に」

20日10:21「通常は緩和進めた国の通貨安、株高が予想される」「(緩和で通貨安と株高)市場が落ち着けば起こってくる」「緩和すれば通貨安、株高予想されるが保証はされない」

20日10:26「今の時点で追加緩和あるともないとも言えない」「必要であれば躊躇なく追加緩和行う」

20日11:17「預金金利の低下を心苦しく思っている」

20日12:07「為替が円高に振れると物価引き下げに働くのは事実」「為替の影響は十分に注視」「為替にひも付きで金融政策は運営しない」

雨宮正佳日銀理事

20日09:11「新興国は当面減速した状態続く」「新興国は徐々に減速した状態を脱していく」

20日09:17「当面は輸出、生産面に鈍さが残る」「景気は基調として緩やかに拡大していく」

菅義偉官房長官

20日11:36「総理は解散のかの字もないとずっと言ってきた」「衆院解散は総理の専権事項」「2017年4月の消費増税方針、現時点では変わらない」「消費税の1%刻み増税案、政調会長の考え方」「消費税の1%刻み増税案、考えたことない」

《欧州》

マカファーティ英中銀金融政策委員会(MPC)委員

20日22:02「EU離脱投票は投資への重しになる可能性」「賃金の伸びの弱さは一時的なものになるだろう」

20日22:13「世界的なダウンサイドリスクは引き続き大きい」

《米国》

特になし

まとめ

依然として原油高・株高の流れが継続している。

目先のうちは今の投機的な買いの流れに逆らうべきではないが、
中長期的な視点で見た場合、やはり強気に変わるのは難しいと思う。

イラン副石油相が5月によればロシアで産油国会合を開くとのことだが、
これに向けてネガティヴな情報などが伝われば再度失望感から弱気な相場へ転換することも十分あり得る。

そういったリスクに配慮しながら引き続き原油・株価を注視していきたい。

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