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2016/04/21 原油反落

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2016/04/21 原油反落

マーケットのポイント

最近のマーケットの主導権を握っているといっても過言では無い原油、
これまで数日間にわたり堅調に推移してきた原油がこの日はとうとう反落した。

「石油輸出国機構(OPEC)加盟国のリビアは数週間以内に原油生産量を倍増する可能性がある」
といった報道が伝わったことが背景。

NY時間から資源国通貨を中心として売られ始め、
ここ数日続いていたリスクオン相場が一服した形となった。

またこの日の目玉ポイントとしてECB政策金利発表もあったが予想通り据え置きとなり、
特に目新しい情報にも欠け相場への影響は限定的なものにとどまった。

各主要通貨の強弱関係

強通貨→JPY、USD、GBP 弱通貨→NZD、AUD、CAD

ドル(USD)

この日のドルは強含み。

アジア時間には原油先物が続伸する中でアジア株が全面高、
日経平均も上昇したが相場への影響は限定的にとどまりドル円は109円台後半を挟んでのレンジに終始した。

欧米時間に入ると強弱入り混じる米経済指標の中フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下振れたことでやや弱含む場面もあったが、
その後は原油相場の反落を背景に対資源国通貨でのドル買いが進行。

もっとも、同時に円(JPY)も資源国通貨に対して強含んだ影響もあり、
ドル円相場自体は109円台前半まで下落するなど上値の重い展開となった。

110円台へ突入するためには今一つ材料不足感が否めなそう。

ユーロ(EUR)

ユーロは中立。

ECB政策金利発表を控え思惑的な買いが目立つ場面もあり、ユーロは一時強含み。
その後ECBが現状維持を示したことでさらにユーロ買いが進行した。

もっともドラギ総裁の発言後は特に目新しい情報に欠け、
急伸した反動もあり伸び悩んだ。

ユーロドル・ユーロ円ともに前の上昇分を打ち消し、
日全体で見ると小幅な下落となった。

ポンド(GBP)

ポンドはやや強含み。

英国小売売上高が予想よりも弱い結果となると一時売りが進んだもののすぐに反発。
その後はユーロ絡みの取引が中心となる中で方向感に欠ける展開となった。

NY時間に入ると原油先物の下落を背景にドル・円が伸長した流れに沿い、
ポンドドル・ポンド円ともに上値を切り下げた。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨は全面安。

アジア時間こそ原油高が進行し強含む場面もあったが、
欧米時間に入り原油が反落した影響を受けて軟化した。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特になし

≪欧州・NY時間≫

17:30 3月英小売売上高、予想(0.1%低下)下回る 前月比1.3%低下

20:45 欧州中銀、政策金利0.00%で据え置き 予想通り
なお、中銀預金金利を現行のマイナス0.40%、限界貸出金利を現行の0.25%で据え置いた。

21:30 4月フィリー指数、予想(プラス9.0)下回る マイナス1.6

21:30 米新規失業保険申請件数24.7万件 予想(26.5 万件)より強い ※これは1973年11 月以来の低水準

22:30 2月米住宅価格指数、前月比0.4%上昇 予想通り

23:00 4月ユーロ圏消費者信頼感指数、マイナス9.3 予想通り

ドラギ総裁の会見では特に目新しいサプライズは無し。
全体として内容はハト派だったといえるが、具体的な政策に関しては触れられなかった。

主な要人発言

《アジア》

特に無し

《欧州》

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁

21日21:37「金利は長期間、現在の水準もしくはより低い水準になる見通し」「6月に社債購入を開始」

21日21:39「ECBの量的緩和は少なくとも2017年3月まで継続」「量的緩和はインフレの調整が持続的なものとなるまで続ける」

21日21:42「ユーロ圏の景気見通しはダウンサイドへと傾いた」

21日21:43「ECBは必要であればあらゆる手段を活用」「今後の物価見通しを非常に注意深く監視する」

21日21:45「インフレは今後数カ月間マイナスで推移」「インフレは今年の後半に持ち直し、2017年から2018年にかけて改善する」

21日21:51「ECBはヘリコプターマネーについて研究も議論もしていない」

21日21:56「ドイツの批判について簡単に協議。独立性と政策を守ることを全会一致で支持」「政策が効果を発揮する時間を待ちたい」

21日22:04「為替水準は政策目標ではない」

《米国》

特に無し

《その他》

ポロズ・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁

21日05:51「カナダドルの上昇は輸出の勢いを削ぐ」

クガニャゴ南アフリカ準備銀行総裁(中央銀行、SARB)

22日04:12「世界的なセンチメントの好転は南アフリカにとって利益になる」

まとめ

このところ買いが目立っていた原油もひとまずは一服する形となった。

リビアの増産に関する報道が引き金となったように、
今の投機的な相場においてはこうしたちょっとした情報で相場が左右されやすい。

目先の流れに逆らうべきではないが、やはり依然として中長期的な視点で見れば原油相場は弱気に傾くだろうし、
そういったリスクには十分注意する必要がありそう。

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