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2016/05/03~06 ドル円、持ち直す

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2016/05/03~06 ドル円、持ち直す

マーケットのポイント

先週末に日銀が追加緩和を見送ったことで大幅に下落していたUSD/JPYが今週は一旦踏みとどまった。

麻生財務相の円高けん制発言や黒田日銀総裁の追加緩和の可能性を示唆する発言、
G7サミットにおいて為替が議論される可能性を示唆した安倍首相の発言などが円安に寄与した。

ロックハート・アトランタ連銀総裁やブラード・セントルイス連銀総裁といった
Fed高官からタカ派よりの発言が相次いだこともドルの下支え要因になったものと考えられる。

直近の米国の経済指標自体は強弱まちまちの結果となっており、
今週末に控えた雇用統計待ちのムードが漂う。

各主要通貨の強弱関係

通貨強弱

5/3
AUD>EUR>NZD>CHF>GBP>CAD>JPY>USD

5/4
USD>CHF>JPY>EUR>GBP>NZD>CAD>AUD

5/5
CAD>AUD>NZD>USD>GBP>JPY>EUR>CHF

ドル(USD)

USDはおおむね堅調。

日本政府関係者による円高けん制発言や米Fed高官が利上げに対しタカ派よりの発言が相次いだことで、
USD/JPYは安値圏である105円台から107円台まで回復した。

ブラード・セントルイス連銀総裁は「6月FOMC会合は予断を許さないライブの会合だ」などと述べており、
あくまで6月利上げは直近の経済状況を材料視する姿勢が見られたことで利上げ期待が高まりつつある。

今週末に控えた雇用統計の結果に注目といった雰囲気。

ユーロ(EUR)

EURは先週の上昇が一服しやや下落基調へ。

特に対USDでの下落が目立ち、EUR/USDは節目の1.15ドルを割り込んだ。
利上げ期待への高まりからドルが強含んだことだ相場の重し。

一方でEUR/JPYはもみ合い状態。
弱いEURに対しJPYも弱含んでいることで方向感に欠ける展開となった。

ポンド(GBP)

GBPは中立といった具合。
特段材料の無い中でUSDやJPY主導の動きが続いている。

EU脱退の国民投票を前に、
一方的な売買になりにくい模様。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨は軟調。
利上げ期待の高まりを背景とした対USDでの下落が目立った。

特にAUDは3日のRBAで予想外の利下げとなったことで売りが著しかった。

なお、原油はEIA原油在庫統計が弱気の結果となったことで一時下落するも、
カナダで起こった山火事による生産障害の可能性などを背景として買い戻されるなど
依然として投機的な取引が続いている。

主な経済指標

(2日)

23:00 4月米ISM製造業景気指数、50.8 予想(51.4)下回る

(3日)

13:30 RBA政策金利発表、予想外の利下げ(2.00%→1.75%)

17:30 英4 月製造業PMI、前月の50.7 から49.2 に低下、予想(51.2)よりも弱い結果となった。

(4日)

21:15 4月ADPリポート非農業部門雇用者15.6万人増 予想(19万5000人程度増)下回る

23:00 4月米ISM非製造業指数、55.7 予想(54.8)上回る

23:00 3月米製造業新規受注、1.1%増 予想(0.6%増)上回る

(5日)

10:30 3月豪小売売上高、前月比0.4%上昇 予想(0.3%)上回る

10:45 4月Caixin中国サービス部門PMI、51.8に悪化 ※前回52.2

17:30 4月英サービス業PMI、52.3 予想(53.5)下回る

21:30 米新規失業保険申請件数27.4万件 予想(26万件程度)より弱い

主な要人発言

(2日)

黒田日銀総裁

「今の円高は経済にとって好ましくない影響を与える恐れはある。したがって、こういう市場動向についてはその経済の実体、物価に与える影響を注視していく」
「2%の物価安定目標を達成するために必要であると判断すれば、躊躇なく追加的な金融政策を講じることに変わりは無い」

(3日)

RBA声明

「インフレはここしばらく極めて低水準にあり、最近のデータは予想外に低水準だ」
「労働コストの伸びが極めて抑制され、海外に比べてコスト上昇圧力が非常に低いことと考え合わせれば、これらの結果は物価上昇が当初予想よりも鈍化する見通しを指し示している」

黒田日銀総裁

「為替などの変動が経済・物価の動向に与える影響を十分注視し、物価安定目標の達成に必要なら躊躇なく追加の金融緩和を講じる」「必要な場合は量・質・金利の3次元で追加政策を講じる」
「大規模な金融緩和を実施したことで、その効果は既に金利の低下という形で金融市場では現れているが、今後それが実体経済ではっきりしていく」

ロックハート・アトランタ連銀総裁

「(今年)2回の利上げは勿論可能だ」
「全ては経済がどう進んでいくかだ」
「英国がEUから離脱すれば、世界的に先行き不透明感が高まる恐れがある」
「6月のFOMCが近付くにつれ、大きな影響が及び始める可能性がある」

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁

「中立金利のニューノ—マルは1.25%を下回る可能性も」
「(物価・経済が基本シナリオ通りなら)6月の利上げが適切だろう」
「6月のFOMCまでに多くの経済指標が発表されるため、自身の見解はどちらの方向にも振れる可能性がある」

ル—財務長官

「(日本政府)金融政策など一つの手段に依存し過ぎるべきではない」
「日本はG7やG20のメンバーとして、通貨切り下げ競争や為替レートの目標設定を控えるという国際的合意を順守しているため、日本の金融政策を我々は批判していない。この合意を纏めた全ての関係国・地域が遵守を続けることが重要だとの見解を我々は明確にしている」

ブラード・セントルイス連銀総裁

「予断を許さないライブの会合だというのが6月(のFOMC)に関する私の姿勢だ。同会合までには3月よりも大量の新しいデータが出そろう。決定はその段階で下すことが可能で、現時点での選択肢は開かれている」

ウィリアムズSF連銀総裁

「(英国のEU離脱を巡る)こうした状況が米経済および経済見通しにどの様な影響を及ぼすかを考慮する必要が出てくる」

カプラン・ダラス連銀総裁

「我々が完全雇用に向け前進を続けていることを私は確かめている」
「コアインフレ率が堅調に推移していることを示す証拠を引き続き確認すると共に、総合インフレ率が最終的にコアインフレ率と収れんするという更なる証拠を得ることが我々には必要だ」

まとめ

GW中で日本人投資家が休暇に入り商いの薄い状態が続き、
どちらかといえばポジション調整が中心となった。

ドル円も一旦巻き戻しのされる展開となったが、週末に控えた雇用統計の結果次第では再び荒れた動きになりそう。

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