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2016/05/24 EU残留派リードとの報道を受けてGBP急伸

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2016/05/24 EU残留派リードとの報道を受けてGBP急伸

マーケットのポイント

本日の主役はGBPとなり、
先日の下げを完全に埋める形で急伸した。

Brexitをめぐる英国世論調査でEU残留派がリードしたとの報道が流れたことが背景。
また、MPC委員からBrexit問題に関して懸念を示す発言が出たことでEU脱退の可能性が後退したことも
支援材料となった。

他に目立った点といえば、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が
「インフレが非常に低いことは事実であり、中銀目標を下回っている」
と述べたことでAUDが下落したとい点。

AUDは前回の政策金利発表でサプライズ利下げが為されており、
今後追加利下げが来るかどうかが焦点となっているだけに注目すべき通貨となっている。

各主要通貨の強弱関係

主要通貨強弱

GBP>CAD>USD>NZD>CHF>AUD>JPY>EUR

ドル(USD)

USDはやや強含み。

アジア時間には原油先物が下落する中で資源国通貨に対しUSD買いが進行した。
もっとも、同時にJPYも変われたことでUSD/JPYは動意に欠けレンジ推移。

欧州時間に入ってもUSD買いの流れは継続、GBP以外の主要通貨に対して上昇した。
一方でJPYは次第に売られ始め、USD/JPYは109円台後半まで上値を伸ばした。

その後もNY時間にかけて堅調に推移し、110円台を回復した。

ユーロ(EUR)

EURは弱含み、この日最も弱い通貨となった。

アジア時間には資源国通貨が軟調な推移となったことで買いが進む場面もあったが、
欧州時間になるとGBPやUSDが強含んだことでこれらの通貨中心に下落基調となった。

1日を通して売りが優勢となり、EUR/USDは3月半ば以来となる1.11ドル台まで割り込んだ。
一方でEUR/JPYは強弱関係が近く方向感に欠ける展開が続いた。

ポンド(GBP)

GBPは急伸、この日最も強い通貨となった。

Brexitをめぐる英国世論調査でEU残留派が大きくリードしたことが背景。
前日に大きく売りこまれたこともありショートカバーが広がった。

主要通貨全てに対し上昇し、その流れは1日続いた。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。

アジア時間には原油が軟調に推移したことで弱含んだものの、
海外時間に入ると徐々に買い戻しが優勢に。

その流れの中で特にCADを中心に上昇基調となった。

なお、AUDティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が
「インフレが非常に低いことは事実であり、中銀目標を下回っている」
と述べたことで大きく下落したこともあり、上値は限定的となった。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

15:00 1-3月期独GDP改定値、前期比0.7%増 予想通り

18:00 5月独ZEW景況感指数、プラス6.4に悪化 予想下回る

23:00 4月米新築住宅販売件数、61.9万件 予想上回る

23:00 5月リッチモンド連銀製造業景気指数、マイナス1 予想下回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

石原伸晃経済再生担当相

24日09:45「金融・財政政策には限界あるが構造改革には限界ない」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

24日09:46「財政出動、各国で一斉にできないのははっきりしている」

菅義偉官房長官

24日10:04「世界経済についてG7が協力して対応を打ち出すことが重要」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

24日10:28「為替相場が2日間で5円も上下するのは一方的で偏っている」「(為替相場への見方)各国で意見が違うのは当然」

24日10:32「為替相場をさらに引き下げようという意図ない」

24日11:26「(ドル円について)今109円くらいになっているのでそれくらいのところで落ち着いておけばいい」

雨宮正佳日銀理事

24日11:02「ETFを今後売却する場合、市場への影響と日銀の損失の回避に努める」「ETF市場で日銀のプレゼンスが大きすぎることはない」

スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁

24日12:24「インフレが非常に低いことは事実であり、中銀目標を下回っている」

24日12:38「現時点で豪ドルは予想通りの動き」

柴山昌彦首相補佐官

24日17:02「為替の過度な変動は好ましくなく、サミットでメッセージが出る可能性」「予定通りの消費税引き上げは的確な財政措置で対応との考えは十分成り立つ」

ノボトニー・オーストリア中銀総裁

25日02:14「金融政策には限界があり構造改革が必要」

《欧州》

ブロードベント・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁

24日18:05「英経済はこの1年で減速している」「Brexitは低成長やポンド安を引き起こす」「インフレは2016年にかけて徐々に上昇するだろう」

カーニー英中銀(BOE)総裁

24日18:05「ブレグジットに関するすべてのBOEの行動は付託された権限でカバーされている」

24日18:09「EU離脱めぐる国民投票は著しい不確実性を引き起こしている」

24日18:21「すべてのMPC委員はブレグジットの潜在的な影響についての見方を共有」「金融行政委員会(FPC)はブレグジットは国内で最も深刻なリスクとの見解で一致」

24日18:48「次の金利変更のシナリオは依然として利上げとなる可能性」

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁

24日18:14「構造改革はユーロ圏成長の押し上げに必要」「持続可能な成長は金融政策だけでは不十分」「ユーロ圏のインフレは依然として例外的に低い」

ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員

24日18:16「Brexitはリセッションのリスクを上げる」

24日19:46「BOEが必要と判断すれば利下げの余地はある」

ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員

24日18:19「Brexitは成長の減速やポンドの下落につながる可能性」

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁

24日22:42「ECBのマイナス金利には限界がある」「2018年のインフレ率はECB予想の1.6%よりも高くなるだろう」

《米国》

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁

24日07:34「今年の2、3回の利上げは容易に想像できる」「インフレ率は2017年のある時点で2%に戻るだろう」「FRBの政策はデータ次第だが穏やかに進むだろう」

24日08:32「経済が自身の予想通りであれば6月の利上げが適切」

まとめ

ここ数日はGBPの荒い動きが続いている。

GBPを主導にUSDやJPYが左右される局面も多いので、
これらの混じった通貨ぺアを取引する際には注意していてきたいところ。

6月の投票を目前に世論調査などが頻繁に行われるようになっており、
たった数日の間で方向感ががらりと変わるなんてこともあり得るので慎重に見極めたい。

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