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2016/06/06 イエレン議長の発言に注目集まる

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2016/06/06 イエレン議長の発言に注目集まる

マーケットのポイント

本日は先週末に酷い雇用統計結果を受けて荒れた相場の調整ともいえる動きとなった。

アジア時間には直近で急下落していた反動から買い戻しが優勢となり、
USD/JPYは107円台を回復した。

浅川財務官から「為替相場を注視している」といった口先介入が出たこともある程度相場の支えになったと思われる。
株高や原油高も進行したことでリスクオン的な相場環境となったことも円安の圧力に。

欧州時間に入ると徐々に方向感が出にくくなったが、
NY時間にイエレン議長が会見を開くこともあり様子見ムードが漂った。

先週末の雇用統計を踏まえて議長からどんな言葉が出るか注目が集まったが、
会見が始まるや相場は上下に変動。

当初は「条件が合えば利上げが適切となる可能性が高い」
「米経済は前向きな力が後ろ向きの展開を上回る」と述べたことで市場はUSD買いで反応したものの、
続いて「5月雇用統計は失望であり懸念」と発言すると失速するなど荒い動きとなった。

もっとも、その後は再度持ち直して107円台半ばまですぐに回復するなど
USD/JPYの下値は堅いものとなった。

各主要通貨の強弱関係

主要通貨強弱

CAD>CHF>AUD>USD>EUR>NZD>GBP>JPY

ドル(USD)

USDは中立〜やや強い。
先週末に急下落していただけに買い戻しが優勢となった。

本日は株価、原油共に堅調な推移を見せたことでJPYが特に弱含み
USD/JPYは一旦落ち着きを見せた形となった。

ユーロ(EUR)

EURは中立〜やや弱い。

EUR/USDは先週末の急伸の反動から方向感が出にくくレンジ推移にとどまった。
EUR/JPYはJPYが弱含んだことで121円台を回復するなど底堅く上昇した。

ポンド(GBP)

GBPは弱含み。
EU脱退懸念が高まる中で売られやすい地合いが続いている。

また本日も一部世論調査で離脱派が優勢となったとの報道が流れるなど、
まだまだ荒い展開となりそう。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね堅調。
原油高・株高による典型的なリスクオン相場となった。

なお、NZDは先週末に急伸していた反動からか他の通貨に比べやや弱い動きが続いた。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

15:00 4月独製造業新規受注、予想(前月比0.5%減)下回る前月比2.0%減

23:00 5月米LMCI、マイナス4.8 予想(0.0)下回る

主な要人発言

《アジア》

習近平・中国国家主席

6日10:15「中国と米国はお互いを尊重すべきだ」「中国と米国はマクロ経済問題でもっと対話すべきだ」

浅川雅嗣財務官

6日10:54「為替市場動向を注視している」

6日16:50「過度な為替変動は望ましくない、G7やG20でも確認」「為替の投機的な動きは好ましくない」

菅義偉官房長官

6日11:20「急激な変動望ましくなく、為替の安定が極めて重要」「緊張感もって注視して必要な時は対応」

安倍晋三首相

6日12:20「秋に大胆な経済対策」「消費増税の延期によってアベノミクスが加速する」

《欧州》

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁

6日18:56「ユーロ圏のCPIインフレ率は依然として抑制されている」

《米国》

ルー米財務長官

6日10:03「米中は均衡の取れた成長の促進策を協議」「米中は金融の安定の改善策を協議」

ローゼングレン米ボストン連銀総裁

6日15:16「5月雇用統計の弱い数字が一時的な現象か見極めが重要」

6日15:22「段階的な金利引き上げのための十分な成長が見込まれる」「インフレ率が2%の目標に向かう証拠が見られる」

6日15:43「米国は完全雇用の状態にある」「利上げの条件が整いつつある」

ロックハート米アトランタ連銀総裁

6日22:06「米雇用統計やBREXITが辛抱強い姿勢を正当化」「米経済は緩やかな成長軌道のまま」

6日22:10「今年の利上げは2回予想派に私も属する」「FOMCの政策行動はデータ次第」

ブラード米セントルイス連銀総裁

7日00:07「7月の利上げは依然として可能」「6月FOMCで結果が出るとは予想せず」「BREXITは依然として米国にとって大きな問題ではない」「マイナス金利が上手く機能していないという証拠が増えている」

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長

7日01:32「条件が合えば緩やかな利上げが適切となる可能性が高い」「米経済は前向きな力が後ろ向きの展開を上回る」

7日01:33「5月雇用統計は失望であり懸念」「5月雇用統計は賃金の伸びがようやく上向いた可能性を示唆した」

7日01:35「(雇用統計について)単月データを過度に重視すべきではない」

7日01:41「米国のインフレ率は原油価格が再び急落し著しいドル高とならない限り、1-2年で2%に回帰する見通し」

7日02:11「データが中長期見解を変えるなら当局は反応」

まとめ

先週末に大きく動いただけに、調整的な意味合いの強い相場となった。

注目されていたイエレン議長の発言は強弱入り混じる結果となり、
依然として方向感がつかみにくい気もする。

Brexitの問題もまだまだ過熱しており気が抜けない。
ニュース一つ一つに敏感になる必要がありそう。

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