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2016/06/24 国民投票は離脱派の勝利、英国はEU脱退へ

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2016/06/24 国民投票は離脱派の勝利、英国はEU脱退へ

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

待ち待ったEU脱退をめぐる英国の国民投票はまさかの離脱派が勝利、EUからの離脱が正式に決まる歴史的瞬間を我々は目撃しました。

正直残留派が優勢だろうと多くが睨んでいた中での予想外の結果に市場は大荒れになりましたね。

金曜の日本時間朝方には調査会社You Govにより残留派優勢との報道が出るとGBP買いが優勢となる中でJPYが売られリスクオン的な流れに入ったのもつかの間、各地で結果発表が始まると次第にGBPは売られ始めサンダーランドでの結果が離脱派大幅リードとなったことがわかると急落。

リスク回避目的のJPY買いも急速に進行しGBP/JPYを中心にクロス円通貨の下落が目立ちました。

この際はUSD/JPYも直近の安値を抜け103円台まで下値を掘るなど軟調な展開へ。

その後も各地の結果発表をながめつつの神経質な動きが続いたものの、相次いで離脱派が優勢とわかるとさらにGBPは下げ足を早めGBP/USDは1.34ドル、GBP/JPYは135円台まで急降下しました。なお、USD/JPYは一時100円を割り込み99円台まで下げる場面も。

国民投票の結果を受け急速に下落した後は売りも一服、欧米時間にかけては徐々に買い戻しが入るも依然として戻り売り意欲は強く、上値の重い展開となりました。

1日を通してみるとJPYが独歩高、GBPが独歩安といった感じです。

リスクオフ局面の中でリスク商品(株や原油)は売られ、安全資産とされる国債や金への需要が高まる波乱の1日でした。

各主要通貨の強弱関係

JPY>USD>CHF>NZD>AUD>CAD>EUR>GBP

ドル(USD)

USDは強含み。英国EU離脱に伴うリスクオフ局面の中でGBPや資源国通貨に対して買いが優勢となりました。

もっともこの日はJPYが独歩高となったことでUSD/JPYは下落するに至りました。

朝方には残留派優勢の見方が強い中で一時は106円台後半まで上昇する場面もあったものの、次々と離脱派がリードしていく中で急失速しついには2013年11月以来の安値となる99円まで下落するなど大荒れ。

100円を割り込んだ段階で浅川財務官や麻生財務相らから口先介入が相次ぎ、介入への警戒感からすぐに反発するも積極的な勢いとまではいかず上値の重い展開が続きました。

欧米時間に入ると十分に市場への織り込みが済んだ事もあり比較的穏やかな推移となり、明確な方向感の無いまま週末を迎えました。

ユーロ(EUR)

EURは弱含み、GBPに次ぐ弱さとなりました。英国のEU離脱に伴う経済規模縮小や他国にまで離脱連鎖が及ぶとの懸念が高まり全般売りが優勢に。

特にEUR/JPYは早朝につけた122円の高値から2012年12月以来の安値である109円台半ばまでへ急落するなど荒い展開となりました。

ポンド(GBP)

GBPは独歩安、予想外の英国EU離脱を背景に急速に売りが優勢となり歴史的な暴落となりました。

特にリスク回避目的のJPYが著しく目だった事でGBP/JPYは1日でなんと27円以上も値幅が広がるなど例を見ない動きとなりました。

引けにかけては急速に売りこまれた反動から一時買い戻しも見られましたが、中長期的な視点から見て買いにつながる要素は見当たらず、しばらくは上値の重い展開が予想されそうです。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね軟調、リスクオフ局面の中でJPYやUSDが強含んだことで売りが強まりました。

リスク資産全般が敬遠された原油相場の下落も相場の重しとなりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

15:45 1-3月期仏GDP確定値、前期比0.6%増 予想通り

17:00 6月独Ifo景況感指数、予想(107.4)上回る108.7

21:30 5月米耐久財受注額、予想(0.5%減)下回る 前月比2.2%減

23:00 6月米消費者態度指数、93.5に下方修正 予想(94.1)下回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

浅川雅嗣財務官

24日08:55「事務次官とマーケットについて話した」「まだ先は長い」

24日11:48「為替相場、荒い値動き」「大臣と相談して必要な対応を取る」

24日11:52「(介入しているかとの質問に)ノーコメント」

世耕弘成官房副長官

24日11:22「為替市場をしっかりと注視」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

24日13:18「世界経済に与えるリスクを憂慮」「為替の安定が極めて重要」「為替市場の動向を緊張感持って注視」「必要なときには措置を取る」

24日13:19「協調介入について申し上げる段階にない」

24日13:20「為替についてコメントすることはない」

24日18:23「G7と協議し必要な対応をと安倍首相」「介入についてコメントすることはない」

24日18:25「為替市場の急激な変動は望ましくない」「必要な時にはしっかり対応」

24日21:25「為替についてはコメントしない」「日本のファンダメンタルズが悪いわけではない」

黒田東彦日銀総裁

24日13:28「金融市場の安定確保に努めていく」「英国民投票の結果が国際金融市場に与える影響注視」「6中央銀行間のスワップ取り決めも活用」「流動性の供給に万全を期す」

石原伸晃経済再生担当相

24日14:15「英国民投票、予想したものと大きく違った」

24日14:16「金融市場は乱暴な動き」「これまで以上に金融市場を注視」「英国民の決断にとやかくコメント差し控える」

中曽宏日銀副総裁

24日15:38「マイナス金利政策の効果は、実体経済面に徐々に波及してきており、今後、さらに明確になっていくものとみている」

24日15:40「思い切った金融緩和によって、一日も早くデフレからの脱却を図ることが、日本経済を持続的な成長軌道に復帰させるためには、どうしても必要」「英国民投票の結果が国際金融市場に与える影響を注視」

24日18:24「臨時会合についてはノーコメント」「臨時閣議で現在の金融市場の動きを説明」

菅義偉官房長官

24日17:32「金融、為替が全体のリスクになることを懸念」

安倍晋三首相

24日18:18「金融市場の安定化に万全期す」

24日18:19「世界経済・為替市場に与えるリスク懸念」

24日18:22「G7と協力し必要な対応をとるよう財務相に指示」

24日20:43「G7は市場安定化のためのしっかりとしたメッセージを出したい」

《欧州》

トゥスク欧州連合(EU)大統領

24日15:57「27カ国での非公式会合を提案」

キャメロン英首相

24日16:21「EUとの交渉の準備をしなければならない」

24日16:23「国民の意思が尊重されるべき」「英在住のEU市民に差し迫った変化ない」

24日16:24「英国には新しいリーダーシップが必要」「英経済は強いと市場・投資家に改めて保証する」

24日16:25「3か月間は続投する」

カーニー英中銀(BOE)総裁

24日16:48「BOEはブレグジットに対して準備している」「追加的な措置を取ることをためらわない」

24日16:49「2500億ポンドを追加供給する用意がある」

メルケル独首相

24日19:42「英国民投票について深い遺憾の意を表明」

24日19:49「英国のEU離脱に対して冷静で慎重な対応を呼び掛ける」

ノボトニー・オーストリア中銀総裁

24日19:48「BREXITについて市場は驚愕した」「パニックをあおることは正当化されない」

《米国・カナダ》

カプラン米ダラス連銀総裁

24日08:02「FRBは漸進的なやり方で緩和を解除するべき」「ゼロ金利は金融政策の効果を損なう恐れ」

オバマ米大統領

24日22:25「米国は英国のEU離脱の決定を尊重する」

ルー米財務長官

24日22:36「主要国財務相と引き続き綿密に協議」

まとめ

今日は本当に大波乱の1日となりましたね。個人的には残留を予想していただけにまさかの展開で驚きを隠せないのが正直なところです。何が起こるかわからない市場の恐ろしさを身に染みて感じる良い機会でした。

得した方、大損した方、それらが両極端となったのは間違いありません。荒れてしまった相場が回復するのにはまだまだ時間がかかりそうです。

中長期的には円高に振れそうな気もしますが、政府関係者から口先介入が見られるように介入警戒感も高まりしばらくはやりにくい相場が続くのではないかなと思います。

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