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2016/06/27 英国金利1%割れ&AAへ格下げ

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2016/06/27 英国金利1%割れ&AAへ格下げ

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

先週末に大荒れとなった相場ですが、英国のEU離脱という歴史的事件が残した爪痕は依然として深く頭の重い週明けとなりましたね。

直近で大幅に下落していた反動から多くの通貨が一時的な戻しを見せたものの、そこから積極的な流れに転じる姿勢は見られずにリスクオフの流れが継続といった感じとなりました。

リスク商品が敬遠される中で安全資産の需要が高まり金や国債が買われ、英国金利は1%を割れるなど、ショックの深刻さを物語っています。

≪各指数≫

日10年国債-0.1900% – 0.020
独連邦債10年物-0.1160% – 0.069
英国債10年物0.9340% – 0.152
米10年債1.4377% – 0.122
米T-Bill(3ヶ月) 0.2435% – 0.005
日経平均15,309.21 + 357.19 + 2.39%
独 クセトラDAX指数9,268.66 – 288.50 – 3.02%
英 FT100 5,982.20 – 156.49 – 2.55%
ダウ工業株30種17,140.24 – 260.51 – 1.50%
S&P500種2,000.54 – 36.87 – 1.81%
原油(NYMEX/WTI) 46.33 – 1.31 – 2.75%
金(COMEX) 1324.70 + 2.30 + 0.17%

各主要通貨の強弱関係

JPY>USD>CAD>CHF>EUR>NZD>AUD>GBP

ドル(USD)

USDは強含み。リスクオフの局面で資源国通貨やGBPに対しての買いが優勢となりました。

アジア時間には先週末の大幅に下落した日経平均が反発したものの、USD・JPYともに買われるリスクオフの展開に。USD/JPYが方向感に欠ける中で他クロス円は下落しました。

海外時間に入ると、欧米株価や原油が売られたことで一層リスクオフが強まり両通貨への需要が高まりましたが、この間に強弱関係が出づらくUSD/JPYは101円台半ば~102円台前半でのレンジ推移となりました。

ユーロ(EUR)

EURは中~やや軟調。GBP同様、英国のEU離脱が決まったことで売られやすい地合いとなっています。

ポンド(GBP)

GBPは弱含み、金曜日に引き続き軟調な展開が続いています。

経済先行き見通しの不安などから売られやすい地合いとなっており、英国金利は1%割れと深刻な状態に。

GBP/USDは先週末の安値を更新、GBP/JPYもちょうど金曜日の安値付近まで迫るなど上値の重い様子となっています。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね軟調、典型的なリスクオフ局面で売りが強まりやすい状態です。

主にオセアニア通貨を中心に弱含みました。なお、CADは原油が下落を強めたものの影響は限定的と少し独特な動きを見せました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

07:45 5月NZ貿易収支、予想(1億8200万NZドル程度の黒字)より強い3.58億NZDの黒字

≪欧州・NY時間≫

特に無し

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

安倍晋三首相(政府・日銀の緊急会合で)

27日08:08「金融市場に不透明感が残っている」「市場の安定を図ることが大事」「日銀と連携し金融市場の動きを注視するよう財務相に指示」

27日08:25安倍晋三首相「市場安定化へのG7の意志、市場に発信し続けること重要」「日銀には市場流動性確保・金融仲介機能支えること期待」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

27日08:22「緊急会合では足もとの市況を説明した」

中曽宏日銀副総裁

27日08:27「総理から流動性確保に努めるよう指示があった」「円貨・外貨の流動性について各国中央銀行と連絡を密に」

世耕弘成官房副長官

27日11:19「政府・日銀会合は必要に応じて開催される」「金融市場での短期的な動きをよく注視」「まずは市場の安定に万全を期すのが重要」

《欧州》

オズボーン英財務相

27日15:22「見通しがはっきりした場合のみ50条を発動へ」「自身の将来について数日以内に説明へ」

メルケル独首相

27日21:25「英国の正式なEU離脱申請前に非公式協議しない」

キャメロン英首相

27日23:39「市場は激しく変動」「EU離脱は順調な航海から程遠い」「英経済は強い状況にあるという自信を示すべきだ」

ショイブレ独財務相

28日00:25「EUは古いやり方で続けることはできない」

オランド仏大統領

28日01:55(メルケル独首相、レンツィ・イタリア首相との会談後)「我々は英国のEU離脱を深く後悔している」「英国のEU離脱プロセスの遅れは市場の不確実性の危険を高める」

ダイセイプルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)

28日03:18「BREXITの進展にはかなりの時間がかかるだろう」

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁

28日04:13「英国のEU離脱に対する最良の言葉は“悲しみ”」

《米国・カナダ》

ルー米財務長官

27日21:11「各国政府は成長促進へ、あらゆる手段動員する必要」「変化と向かい風の時期に入るだろう」「金融危機になりつつあるとの認識は一切ない」「市場には秩序がある」

27日21:13「英国との通商交渉、英・EUの将来次第」「英離脱の影響切り抜けるための政策手段は整っている」

27日21:14「多数の国でさらなる財政政策の活用が必要とされる」「TPPは米労働者の利益に大いにかなう」

27日21:16「強いドルは米国の利益にかなう」「為替市場に介入するには理由がなくてはならない」「米財務省は通貨市場を注視している」

まとめ

波乱の相場から週が明けたものの未だ市場が立ち直りを見せるのは難しいのかなといった様子でしたね。

少し前までは争点であった米国の利上げもBrexitをめぐる問題に完全にかき消されてしまった感じです。

急速に円高が進行する中で日銀の追加緩和期待も高まる中など、いまいち明確な方向感が掴みにくいのが正直なところではあります。

無理にポジションを取らず、少し様子見をするのもアリかもしれません。

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