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2016/06/30 英国の利下げ観測高まる

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2016/06/30 英国の利下げ観測高まる

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

本日はカーニーBoC総裁の利下げを示唆する発言、およびECBが債券購入のルールを緩和するという観測記事が出たことでGBPとEURが売りこまれたのが特徴的でした。特に英国はEU離脱が正式なものとなり将来的な経済規模縮小は避けられないだけに利下げも現実味を帯びています。

前日まで先週の急下落からの巻き戻しの動きが続いていたこともあり、売り意欲は強かったと思われます。

≪各指数≫

各主要通貨の強弱関係

CHF>NZD>AUD>USD>CAD>EUR>JPY>GBP

ドル(USD)

USDは中~やや強い。

アジア時間には日経平均をはじめとするアジア株が堅調となったものの、JPY売りにはつながらずむしろ強含みUSD/JPYは102円台半ばで上値を抑えられました。

欧州時間に入ると欧州株が堅調な寄り付きとなりUSD、JPYともに売りが進みます。もっとも、この局面では原油が売られたことでUSDの方がやや強くUSD/JPYは小幅に上昇しました。

NY時間にはカーニー総裁の金融緩和を示唆する発言でGBPが売りこまれる中JPYが買われた動きにつられて102円台半ばまで下落。引けにかけては米株価が堅調に推移したことでUSD買いJPY売りとなり103円台前半まで下値を切り上げました。

ユーロ(EUR)

EURは弱含み。「ECBが債券購入のルールを緩和する」という観測記事が流れたことでユーロ圏の金利が軒並み低下し売りが優勢となりました。

なおEUR/JPYの下落は比較的浅く(同時間帯には株高を背景としたJPY売りが進行していたため)、EUR/USDも下落一巡後は下値を切り上げるなど一定の底堅さを見せました。

ポンド(GBP)

GBPは全面安。カーニーBoC総裁から利下げを示唆する発言が出たことで売りが強まりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね堅調。原油は下落したものの、GBPをはじめ資金調達通貨(JPY、EURなど)が軟調に推移したことで相対的に上昇しました。

なお、AUDは中国人民銀が今年も前年同様4.5%程度の元安を容認するとの報道が出たことで一時的に売りが強まりましたが、すぐに反発するなど影響は一時的なものとなりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

07:45 5月NZ住宅建設許可件数、前月比0.9%減

08:50 5月鉱工業生産速報、前月比2.3%低下 予想(5月鉱工業生産速報、前月比2.3%低下 予想下回る )下回る

10:00 6月NBNZ企業信頼感、プラス20.2に改善

≪欧州・NY時間≫

15:00 5月独小売売上高、予想(0.6%上昇)上回る 前月比0.9%上昇

16:55 6月独失業者数、0.6万人減 予想(6月独失業者数、0.6万人減 予想より強い )より強い ※同時に発表された6月の失業率は6.1%と市場予想平均の6.1%と同じだった。

17:30 1-3月期英GDP確定値、前期比0.4%増 予想通り

18:00 6月ユーロ圏HICP、0.1%上昇 予想(横ばい)上回る

21:30 米新規失業保険申請件数26.8万件 予想(26万7000件程度)より弱い

21:30 4月カナダ国内総生産、予想通り 前月比0.1%増

22:45 6月シカゴPMI、予想(51.0)上回る56.8

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

政井貴子日銀審議委員

30日18:05「30年近い現場経験生かし金融政策を通じて貢献したい」「コメンテーターとしての説明力活かしていきたい」

30日18:07「英国のEU離脱で不確実性が一層高まった」「世界経済の見通しの不確実性が高まった状態」

30日18:14「2%物価目標の妥当性、今後自分の見解をまとめたい」「政策委員になり、為替コメントは控えたい」「経済実体反映しない為替の変動は望ましくない」

《欧州》

ノボトニー・オーストリア中銀総裁

30日21:58「ユーロ圏でデフレの危機は抑制されている」「ECBの政策がユーロ圏の景気低迷を阻止した」

キャメロン英首相(日英電話会談で)

30日23:16「日系企業による英投資保護であらゆる手段の用意」

カーニー英中銀(BOE)総裁

01日00:01「BOEは恐らく夏にかけて政策を緩和しなければならない」

01日00:04「しばらくの間不確実性が高いままである可能性」「英国から他の国へ波及するリスクがある」

01日00:47「緩和は政策金利だけではなく、一定範囲の手段がある」

《米国・カナダ》

カプラン米ダラス連銀総裁

01日01:44「BREXITの悪影響が起きるかどうかを注視」「BREXITによる不確実性が成長減速につながる可能性」

ブラード米セントルイス連銀総裁

01日04:39「マイナス金利は米国で導入する可能性が低い」「他により効果が高い手段がある」

まとめ

カーニー総裁の発言を受け再びGBP売りが再燃しましたね。Brexit後、新規材料に欠ける状態が続いていただけに市場もそれなりの反応を見せたようです。

EU脱退が決まったことで英国の経済規模縮小は避けられないでしょうし、利下げもかなり現実味を帯びています。またしばらくは上値の重い展開が続きそうですね。

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