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2016/07/05 欧州発リスクオフ再開。米・独・英・仏・豪10年金利は過去最低更新

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2016/07/05 欧州発リスクオフ再開。米・独・英・仏・豪10年金利は過去最低更新

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

昨日までの静けさとは一転、本日の相場は非常に荒れた動きとなりました。Brexitを背景とした英国発のリスクオフの流れが再燃した形です。

英不動産ファンドの解約停止や伊モンテ・パスキ株の急落・取り引き停止などの報道を受けて欧州株が軟化する中、全般リスク回避志向が高まるJPYが買われるという典型的な流れに。

またカーニーBoE総裁から「BREXITを受けて英国の金融安定に対するリスクが高まっており、金融安定へあらゆる行動を採る」「ポンド安は著しいが必要」などとポンド安を容認する姿勢を見せたことで全般GBP売りとなり、GBP/USDは31年ぶりの安値、GBP/JPYは4年ぶりの安値を付けました。

・GBP/USD

GBPUSD15-2016-0705

・GBP/JPY

GBPJPY15-2016-0705

 

なお、RBA政策金利発表は予想通り据え置き。具体的な緩和示唆も出なかったことで一時上昇したものの、今後の追加情報を基に政策スタンスを調整する可能性を示唆する表現が含まれたことで買いは長続きはしないなど限定的な動きにとどまりました。

AUDUSD15-2016-0705

 

≪各指数≫

日本国債10年-0.25% – 0.007
ドイツ国債10年-0.19% – 0.044
英国債10年物0.77% – 0.062
米国債10年 1.38% – 0.069

日経平均15,669.33 – 106.47 – 0.67%
ドイツDAX指数9,532.61 – 176.48 – 1.82%
英FT100 6,545.37 + 23.11 + 0.35%
ダウ工業株30種 17,840.62 – 108.75 – 0.61%

原油(NYMEX/WTI) 46.60 – 2.39 – 4.88%
金(COMEX) 1358.70 + 19.70 + 1.47%

各主要通貨の強弱関係

JPY>USD>CHF>EUR>AUD>NZD>CAD>GBP

ドル(USD)

USDは強含み。全般リスクオフの流れとなったことで対資源国通貨およびGBPでの上昇が目立ちました。

一方でこの日はJPYが独歩高となったことで対JPYでは売りが優勢に、USD/JPYは下落となりました。

米長期金利の低下も著しく過去最低を記録し、一時は101円台半ばまで売りこまれるなどBrexit後のリスク再燃を思わせる動きを見せました。

ユーロ(EUR)

EURは中~やや強い。

USDやJPYに対しては弱含んだものの、GBPが独歩安となったことでどっちつかずといった何とも言えない動きとなりました。

もっとも、イタリア銀行セクター懸念が燻る中での欧州株安などを背景に上値はある程度重そうな様子です。

ポンド(GBP)

GBPは弱含み。この日は主要通貨全てに対し下落し独歩安となりました。

英不動産ファンドの解約停止が相次ぐなど英国資産保有リスクが高まる中で売られ始め、カーニーBoE総裁からポンド安容認の姿勢が見られるとさらに加速。

GBP/USD、GBP/JPYともにBrexit直後の安値を下抜けるなど荒れた展開となりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね弱含み。世界的にリスク回避志向が高まる中で売りが優勢となりました。

特に原油相場の下落を受けたCADの売りが著しく、GBPに続いての弱い通貨でした。

なお、RBA政策金利発表は据え置きとなり、発表時のAUDへの影響は一時的にとどまりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 5月豪小売売上高、前月比0.2%上昇 予想(0.3%上昇)下回る

10:30 5月豪貿易収支、22.18億豪ドルの赤字 予想(17億豪ドル程度の赤字)より弱い

10:45 6月Caixin中国サービス部門PMI、52.7に改善

13:30 豪中銀、政策金利1.75%に据え置き 予想通り

≪欧州・NY時間≫

16:50 6月仏サービス業PMI改定値、49.9 予想通り

16:55 6月独サービス業PMI改定値、53.7 予想(53.2)上回る

17:00 6月ユーロ圏サービス業PMI改定値、52.8 予想(52.4)上回る

17:30 6月英サービス業PMI、52.3 予想(52.8)下回る

18:00 5月ユーロ圏小売売上高、前月比0.4%増 予想通り

23:00 5月米製造業新規受注、1.0%減 予想(0.8%減)下回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

オーストラリア準備銀行(RBA)声明

5日13:32「金融政策を維持することが賢明と判断」

5日13:32「インフレ率はかなり低い」「インフレ率はしばらくの間かなり低い状態が続くと予想」

5日13:38「金融市場は英国の国民投票後の資産再評価で変動が激しくなっている」「英国民投票が世界経済に与える影響はまだ見極められず」「豪ドル高が経済的な調整を複雑化する」

5日13:39「さらなる情報が成長とインフレの見通しの評価を改善し、適切な政策スタンスへ調整させるだろう」

《欧州》

ラウテンシュレーガー欧州中央銀行(ECB)専務理事

5日16:38「追加の金利引き下げを行う理由はないように見える」

カーニー英中銀(BOE)総裁

5日19:32「ポンドの下落は輸出業者の支えになる」「BOEは英国を支援するために必要なあらゆる措置をとるだろう」

5日19:58「BOEは他の中央銀行と緊密に連絡をとっている」

《米国・カナダ》

ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁

5日23:48「Brexitは米国にとって大きな問題にはなっていないようだ」「Brexitの悪影響は今のところ想定の範囲内」

6日04:47「見通しが維持できれば2016年の利上げは妥当」「英国民投票後に米経済の見通しはさほど変わらない」「見通しは段階的な利上げと一致」

ダドリー米ニューヨーク連銀総裁

6日03:44「米経済は平均して問題なく推移している」「上半期の米経済成長率は2%を若干下回ると予想」

6日03:51「低インフレのためにFOMCは辛抱強く待つことができる」

まとめ

ここ数日続いていた比較的穏やかな流れから一転し、世界的にリスク懸念が再燃した流れとなりましたね。

特にGBPはBrexit直後の安値を下抜けたことで当面サポートする材料が無くこの先も売りの流れは強まると予測されます。

JPYも独歩高の状態が続いており、7月の日銀会合に注目が集まりそうです。

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