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2016/07/07 欧州発リスクオフ材料は一服したものの、原油急落

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2016/07/07 欧州発リスクオフ材料は一服したものの、原油急落

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

《各指数》

日本国債10年-0.27% – 0.009
ドイツ国債10年-0.17% + 0.006
英国債10年物0.78% + 0.016
米国債10年 1.39% + 0.017

日経平均15,276.24 – 102.75 – 0.67%
ドイツDAX指数9,418.78 + 45.52 + 0.49%
英FT100 6,533.79 + 70.20 + 1.09%
ダウ工業株30種 17,895.88 – 22.74 – 0.13%

原油(NYMEX/WTI) 45.14 – 2.29 – 4.83%
金(COMEX) 1362.10 – 5.00 – 0.37%

本日は連日続いていた欧州株およびドイツ金利の低下が持ち直し、欧州発のリスクオフが一服したと思われる一方で原油価格が急落したことで別の形でリスク回避志向が高まったのが特徴的でした。

USDJPY5m0707

※緑:アジア時間、紫:欧州時間、青:NY時間

アジア時間には日経平均株価が軟調に推移する中でJPYが強含みクロス円は全般下落、USD/JPYは100円台半ばまで値を下げました。

欧州時間には欧州株が堅調に寄り付いたことでリスク回避志向が後退しJPY売りとなり101円台まで反発します。

NY時間に発表された米経済指標は総じて良好な結果となりさらに上値を伸ばす局面もありましたが、その後原油価格が急落したことでJPY買いが強まり100円台半ばまで再度下げる形となりました。

なお、この日はNZDが強含んだこともポイント。背景にあるのはスペンサーRBNZ副総裁から「さらなる利下げは金融安定性リスクもたらす可能性」などと利下げに対して後ろ向きな姿勢を示した事で、追加緩和期待の後退から買い戻しの動きが強まりました。

NZDUSD5M0707

一方、同じオセアニア通貨であるAUDはS&Pが格付け見通しを「ネガティブ」に変更した事を受けて朝方に急落。その後はすぐに持ち直したものの、直後はやや荒い動きとなりました。

AUDkakuduke0707

各主要通貨の強弱関係

NZD>JPY>USD>GBP>CAD>EUR>CHF>AUD

ドル(USD)

USDは強含み。

米経済指標が軒並み予想を上回ったことや原油相場の急落で対資源国通貨を中心に強さを見せました。

ユーロ(EUR)

EURはやや弱い。

USD、JPYともに強含んだことでEUR/USD、EUR/JPYは上値を切り下げしました。

なお、ECB議事録は特に目新しい情報も出ず材料視にはつながらなかった様子です。

ポンド(GBP)

GBPは中~。

特にサプライズニュースは無く方向感が出ずといった様子。

欧州時間に発表された英経済指標が予想よりも強かったことで一時GBP買いが強まるも、NY時間に原油下落の中でUSD、JPYが強含むと再び売りとなりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。

NZDのみ利下げ期待後退を背景に強含んだものの、CAD、AUDはNY時間からの原油急落を受けて売りが強まりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

15:00 5月独鉱工業生産、前月比1.3%低下 予想(0.1%上昇)下回る

17:30 5月英鉱工業生産、予想(1.0%低下)上回る 前月比0.5%低下

21:15 6月ADPリポート非農業部門雇用者17.2万人増 予想(16万人程度増)上回る

21:30 米新規失業保険申請件数25.4万件 予想(26万9000件程度)より強い

21:30 5月カナダ住宅建設許可、1.9%減 予想(1.5%増)下回る

00:00 EIA週間在庫統計:、原油在庫は前週比222万バレル減少した。市場予想平均の前週比208万バレル減少を下回った。また、ガソリン在庫は12万バレル減少と市場予想平均の前週比31万バレル減少を上回った。

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

黒田東彦日銀総裁

7日09:26「景気は基調として緩やかな回復を続けている」

7日09:28「景気は先行き基調として緩やかに拡大していく」「コア消費者物価は当面小幅マイナスか0%程度で推移」「金融環境は極めて緩和した状態にある」「2%物価実現目指し必要な時まで緩和継続」「必要な場合は3次元で追加緩和講じる」

スペンサーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)副総裁

7日14:58「さらなる利下げは金融安定性のリスクをもたらす可能性がある」

《欧州》

欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

7日20:35「Brexitのユーロ圏への影響は著しくネガティブになるだろう」「政策効果の影響を見極めるには時間が必要」「正当化されるならECBは責務の範囲内ですべての手段を講じることが可能」

7日20:37「低インフレの長期化が引き続き懸念事項」「成長リスクは下方向に傾いている」

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁

8日02:25「インフレは今後数年で正常な水準に達すると確信」

《米国・カナダ》

メスター米クリーブランド連銀総裁

8日04:38「賃金の上昇が過熱し始めた確証がある」

まとめ

アジア~欧州時間にかけてリスクオフ一服に思えた相場がNY時間に入ると原油の3%急落を受けて再燃するなど慌ただしい動きになりましたね。

明日は月1のビッグイベント米国雇用統計。Brexitの影響で年内の利上げ期待もいつの間にかだいぶ後退してしまったものの、思わぬ強さを見せるようであればまた注目となりそうです。

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