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2016/07/08 雇用統計は上振れで目先のリスクオフ懸念後退か

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2016/07/08 雇用統計は上振れで目先のリスクオフ懸念後退か

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

本日は月1のビッグイベントである米国雇用統計が発表され、市場予想を大きく上回る結果であったにもかかわらず素直なドル高へとつながらなかったのが印象的な相場でした。

ハッキリとしたことはわかりませんが、おそらくは非農業部門雇用者数が前月比+28.7万人と市場予想(+18.0万人)を大幅に上回った一方、前回の雇用者数が下方修正されたことや自給率の伸びの鈍化、失業率が予想よりも弱かったことなどが重しになったと考えられるでしょう。

USDJPY5m0708

発表直後は米金利の上昇とともに急伸したものの、その後米金利が反落するとUSD/JPYは急失速。一時は100円を割り込むなど荒い動きを見せました。

その後は対資源国通貨を中心にUSDは弱含みましたが、資金調達通貨に対しては強含みUSD/JPYは100円台後半まで持ち直し、EUR/USDは1.10ドル台前半まで下落しました。

ヘッドラインの数字に対してなかなか素直な反応を見せない、なんだか釈然としない1日となりましたね。

《各指数》

日本国債10年 -0.28% - 0.008
ドイツ国債10年 -0.19% - 0.019
英国債10年物 0.74% - 0.046
米国債10年 1.36% - 0.027

日経平均 15,106.98 - 169.26 - 1.11%
ドイツDAX指数 9,629.66 + 210.88 + 2.24%
英FT100 6,590.64 + 56.85 + 0.87%
ダウ工業株30種 17,895.88 - 22.74 - 0.13%

原油(NYMEX/WTI) 45.41 + 0.27 + 0.60%
金(COMEX) 1358.40 - 3.70 - 0.27%

各主要通貨の強弱関係

AUD>NZD>GBP>JPY>USD>EUR>CAD>CHF>

ドル(USD)

USD中~はやや弱い。

堅調な雇用統計を受け一時は買いが加速したものの長続きはせずに急失速。もっとも、資源国通貨に対しては弱含んだ一方で資金調達通貨に対しては強含むなどいまいち方向感が出ませんでした。

ユーロ(EUR)

EURはやや弱い。

特にEUR絡みのニュースは無く雇用統計を受けたUSDの影響を受けることになりました。発表直後はUSDの急伸とともにEUR/USDは1.11ドル台に乗せる場面もありましたが、その後はUSDの持ち直しとともに反落するなど行って来いの動きとなりました。

ポンド(GBP)

GBPはやや強い。

特に新規材料も無い中で直近の急下落に対する買い戻しと思われます。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。オセアニア通貨が強かった一方でCADは弱含みとなりました。

原油相場は前日の下落が一服しやや持ち直したものの、カナダの雇用統計が市場予想を下回ったことでCAD売りにつながりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

21:30 米6月非農業部門雇用者数(前月比):予想(18.0万人)を上回る28.7万人 ※6月失業率は4.9%と予想(4.8%)よりも弱い。平均時給は前月比0.1%と予想(0.2%)を下回った。

21:30 カナダ6月新規雇用者数:予想(0.50万人)を下回る-0.07万人

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

浅川雅嗣財務官

8日10:32「市場のボラティリティがおさまらない」「投機的な動きがあればきちっと対応」

8日10:35「今晩の雇用統計も含めて、緊張感を持って為替市場を注視する」

《欧州》

特に無し

《米国・カナダ》

特に無し

まとめ

注目の雇用統計は市場予想を大きく上回ったものの、相場への影響は比較的限定したものとなり少し奇妙な1日となりました。

単純なヘッドラインの数字だけで見ればポジティヴにとらえられそうな気もしますが、欧州発のリスク懸念くすぶる中でそう簡単にはいかない様子です。

この数字でも市場の不安が払拭されないとなると、当面はやはりUSDにとって上値の重い展開が続くのでは無いかなと思われます。

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