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2016/07/11 大規模経済対策への期待から、円安株高金利上昇

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2016/07/11 大規模経済対策への期待から、円安株高金利上昇

この記事の目次
マーケットのポイント
各主要通貨の強弱関係
主な経済指標
主な要人発言
まとめ

マーケットのポイント

本日は安倍内閣による大規模な経済政策への期待から全般株高円安が進行したのが特徴的な相場でした。

USDJPY5m0711

アジア時間午前の相場は、週末に行われた参院選に対する影響も限定的で先週末の引け値と同水準からのスタートとなり方向感の無いレンジ推移にとどまりましたが、午後に安倍首相の会見が流れると一転、大規模な経済政策への期待感から日経平均が上昇し全般JPY売りとなります。

欧米時間に入っても全般円安の傾向は続きクロス円通貨は大幅な上昇を見せました。

また、英国ではキャメロン首相の後任としてメイ内相が次期首相に決まったことから、政治情勢の一旦安定およびリスク懸念後退も相場の支援材料の一つでしょう。

《各指数》

日本国債10年 -0.27% + 0.02
ドイツ国債10年 -0.17% + 0.02
英国債10年物 0.76% + 0.02
米国債10年 1.43% + 0.08

日経平均 15,708.82 + 601.84 + 3.98%
ドイツDAX指数 9,833.41 + 203.75 + 2.12%
英FT100 6,682.86 + 92.22 + 1.40%
ダウ工業株30種 18,226.93 + 80.19 + 0.44%

原油(NYMEX/WTI) 44.76 – 0.65 – 1.43%
金(COMEX) 1356.60 – 1.80 – 0.13%

各主要通貨の強弱関係

GBP>EUR>CHF>USD>AUD>CAD>NZD>JPY

ドル(USD)

USDは中~やや強い。

この日は日経平均が日通し堅調に推移したことでUSD買い、JPY売りが目覚ましく、USD/JPYは100円台半ばから101円台半ばまで上値を伸ばすなど大幅な上昇となりました。

海外時間に入ると米金利も大きく上昇しさらにUSD買いを促進するかと思いきや、JPYや資源国通貨に対しては強含んだ一方でEURやGBPに対しては弱含むなどやや区々な動きを見せました。

もっとも、JPY全面売りの流れが止まらなかったこともありUSD/JPYは引けにかけ堅調に推移し、102円台後半まで値を伸ばしました。

ユーロ(EUR)

EURは強含み。

円安を受けたEUR/JPYを中心にユーロクロスは上昇しました。英国の次期首相が決まり一旦政治リスクが後退したことで欧州通貨に買い戻しが入った形と思われます。

ポンド(GBP)

GBPは強含み。

Brexit後、様々なリスクが燻る中でキャメロン首相の後任にメイ内相の当選が決定し、ひとまずの安心感から買い戻しの動きが強まりました。

特にこの日はJPY売りが著しく、GBP/JPYは3円以上も値を上げる展開となりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね軟調。

原油相場も比較的大きな動きは無く特段材料にも欠けたものの、GBPやEUR、USDなどが強含んだことでこれら通貨に対し下落しました。

もっとも、JPYが独歩安となったことで資源国クロス円通貨は堅調な推移となりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

08:50 5月機械受注、予想(3.2%程度増)下回る前月比1.4%減

10:50 5月豪住宅ローン件数、予想(2.0%減)上回る 前月比1.0%減

≪欧州・NY時間≫

21:15 6月カナダ住宅着工件数、21.83万件 予想(19万件)上回る

23:00 6月米LMCI、マイナス1.9 前月改定値(マイナス3.6)から改善

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

菅義偉官房長官

11日11:42「経済政策の具体的内容、時期は今後政府内で詰める」「内閣改造は総理の専権事項」

安倍晋三首相

11日14:03「明日、経済対策の準備に入るよう石原大臣に指示」「力強いスタートを切る経済対策にしたい」

11日14:05「ゼロ金利環境を生かし、財政投融資を積極的に活用」

11日14:10「世界経済はさまざまなリスクに直面している」「内需を下支えできる経済対策を実施したい」「市場の安定のため国際協調強める必要ある」

11日14:18「経済対策の規模についてはこれから検討したい」

《欧州》

キャメロン英首相

11日23:58「新首相は13日の夜までに誕生する」

《米国・カナダ》

ジョージ米カンザスシティー連銀総裁

11日23:46「強いドルや弱い世界的な成長が輸出を損なう恐れがある」「米経済はかなり底堅さを見せている」

11日23:58「現行水準の金融政策は低すぎるとみている」「低すぎる金利の維持はリスクがある」「緩やかな利上げは当局の目標達成を支援」

まとめ

安倍首相の会見を受け、今後の経済政策への期待から株高円安が急速に進行した1日でした。

もっともあくまでも「期待」であり、ここ最近の動きを見るとこういった期待が逆に失望へと変わりやすいパターンも多いので実際のところまだまだ不透明感がぬぐえません。

とはいえ、目先の動きに逆らうべきではない以上、しばらくは様子見したいところです。

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