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2016/08/02 円金利上昇で円高。RBAは利下げもAUDはショートカバー、ドル円は101円台へ。

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2016/08/02 円金利上昇で円高。RBAは利下げもAUDはショートカバー、ドル円は101円台へ。

マーケットのポイント

本日の相場は

・円金利上昇で全面JPY高が進んだこと
・RBA理事会にて利下げが決定されたにもかかわらずAUDは上昇したこと

この2つが大きなポイントになります。

USDJPY0802

アジア時間午前には麻生財務相から「最近の為替市場は極めて神経質な動き」「為替の振れ幅が激しいことは経済にあまりよくない」「安定的に動くよう常に緊張感を持って見守っていかねばならない」などといった口先介入が見られたことで一時JPY売りが進みクロス円通貨が強含み、USD/JPYは102円台後半まで上昇しました。

もっとも、日経平均が軟調に推移した他、円金利が急上昇する中でJPYは買い戻されUSD/JPYは当初の上昇分を打ち消すまでに反落します。

その後日本時間の昼過ぎ、政府による経済政策の正式発表が行われると、内容は既報通りのものとなったことで一部サプライズを期待していた筋からのJPY買い戻しという結果となり全面JPY高へ。USD/JPYは101円台半ばまで下落しました。

欧州時間~NY時間にかけては原油先物が堅調に推移したことで対資源国通貨でのUSD売りが目立ち、USD/JPYはさらに下値を伸ばし100円台後半まで下落。もっとも引けにかけては原油が反落する中でUSD売りも一服し方向感が無くなりました。

なお、本日は米PCEや米個人所得といった経済指標が発表されたものの、USDへの影響は限定的にとどまりました。雇用統計を前にそこまで材料視はされていない模様。

AUDUSD0802

注目が集まっていたRBA理事会では豪金利引き下げとなり市場の予想通りになりましたが、声明にて追加緩和の手掛かりとなる情報が出なかったことで一時に下落にとどまった後に急反発となりました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0750% + 0.060
ドイツ国債10年 -0.0360% + 0.062
英国債10年物 0.8080% + 0.078
米国債10年 1.5558% + 0.034

日経平均 16,391.45 – 244.32 – 1.47%
ドイツDAX指数 10,144.34 – 186.18 – 1.80%
英FT100 6,645.40 – 48.55 – 0.73%
ダウ工業株30種 18,313.77 – 90.74 – 0.49%

原油(NYMEX/WTI) 40.06 – 1.54 – 3.70%
金(COMEX) 1359.60 + 2.10 + 0.15%

各主要通貨の強弱関係

JPY>GBP>NZD>AUD>EUR>CHF>CAD>USD

ドル(USD)

USDは弱含み。先週の米GDP下振れ以降、売られやすい地合いが続いています。特に本日はJPYが独歩高となったことによる対価としての売り、原油先物が上昇したことによる資源国通貨に対しての売りが重なったものと思われます。

ユーロ(EUR)

EURは中~やや弱い。全面USD安となったことでEUR/USDは上昇したものの、JPYが強含んだことでEUR/JPYは上値の重い動きとなりました。

ポンド(GBP)

GBPは強い。7月英建設業PMIが予想を上振れたことでGBP/USDを主導に上昇。もっとも、JPYに対しては弱含みGBP/JPYは下落するなど対照的な動きとなりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨は区々。

アジア時間~欧州次時間にかけてAUDはRBAにて金利引き下げとなったものの声明文で追加緩和示唆が出なかったことでショートカバー、NZDは特段材料の無い中で強含み、CADは原油が堅調に推移するも弱含むなど良くわからない動きを見せました。

もっとも、欧州時間後半~NY時間になると原油が急落したことで資源国通貨は全般弱含むなど足並みをそろえた動きとなりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 6月豪住宅建設許可、前月比2.9%減 予想(0.8%増)下回る

10:30 6月豪貿易収支、31.95億豪ドルの赤字 予想(20億豪ドル程度の赤字)より弱い

13:30 豪中銀、政策金利1.50%に引き下げ 予想通り

≪欧州・NY時間≫

17:30 7月英建設業PMI、45.9 予想(44.0)上回る

18:00 6月ユーロ圏PPI、前月比0.7%上昇 予想(0.4%上昇)上回る

21:30 6月米PCE、前月比0.4%増 予想(0.3%増)上回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

安倍晋三首相

2日09:12「経済対策によって当面の需要喚起と民需主導の経済成長を進める」「2020年度の財政健全化目標を堅持」

麻生太郎副総理兼財務・金融相

2日10:02「潜在成長力低迷などで消費に力強さを欠いている」

2日10:45「為替市場は神経質な動きをみせている」「金融為替市場は安定がよく、きちんと見守る」

2日10:52「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」

2日17:07「デフレ脱却と経済成長実現に向けた意見交換をした」

2日17:08「私から経済対策について黒田総裁に説明した」「日銀総裁と緊密に連携しアベノミクス加速を確認」

2日17:10「国債の市中発行額維持し、40年債の増発に理解求めた」「50年債という発想はない」

2日17:18「政府と日銀にとってデフレ脱却と経済成長は共通課題」「デフレ脱却に政府と連携して向かうことを再確認」

オーストラリア準備銀行(RBA)声明

2日13:33「経済の持続的な成長の見通しは今回の会合での金融政策の緩和で改善されるだろう」

2日13:34「最近のデータはインフレ率が非常に低いままであることを確認した」「インフレ率はしばらくの間かなり低い状態が続くと予想」

2日13:38「豪ドル高が経済的な調整を複雑化する可能性」「最近のデータは全体的な成長が穏やかなペースで継続することを示唆」

2日13:39「多くの貸し手は特定の区分で貸し出しに慎重な態度を取っている」「最新の情報は住宅価格が今年適度に上昇することを示唆」

黒田東彦日銀総裁

2日17:15「麻生財務相から経済対策の話があった」「経済は基調として緩やかに回復している」「私からは先週の金融政策決定会合で決めた事項を説明」

2日17:18「政府と日銀にとってデフレ脱却と経済成長は共通課題」「デフレ脱却に政府と連携して向かうことを再確認」

2日17:22「日々の市場の動きにコメントしない」

2日17:24「総括的検証は物価目標の早期達成に必要な手段を明らかにする」

2日17:28「(緩和縮小の見方に)おっしゃったようなことにはならない」

《欧州》

特に無し

《米国・カナダ》

カプラン米ダラス連銀総裁

2日19:19「雇用の伸び鈍化は米国が完全雇用に近づいていることを示唆」「インフレ率は中期的に2%に向けて加速する見込み」

2日20:26「ドル高は1月に見られたように中国にとって不安定化要因となる可能性があると認識」

まとめ

日銀会合以降、JPYの強さが目立ちます。政府関係者による口先介入で一時的にリスク回避志向が後退しても蓋を開ければ失望につながることが多く、やや荒い動きが続いている様子。

特に今週は雇用統計も控えているため、結果まで積極的にポジションを取るのは難しいかもしれません。

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