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2016/08/04 BOEが利下げに加えサプライズQE決定でGBP急落

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2016/08/04 BOEが利下げに加えサプライズQE決定でGBP急落

マーケットのポイント

本日の相場の主なポイントは

・豪小売売上高が予想を下回ったにもかかわらずむしろAUDは強含んだこと
・BoEのサプライズ緩和を受けてGBPが急落したこと

の2点です。

アジア時間には豪小売売上高が市場コンセンサスを下回ったものの影響は限定的で、逆にオセアニア通貨は上昇するなど予想外の動きを見せました。

その他、日経平均が軟調な動きとなる中でJPYは一時強含みUSD/JPYは下落しましたが、後に日経平均が反発すると当初の下落分を打ち消すなど方向感の出にくい展開となりました。

GBPJPY0805

欧州時間に入るとBoE政策金利は予想通り利下げとなったものの、資産購入額を従来の3750億ポンドから4350億ポンドへ拡大した他、委員の過半数が年内の追加利下げを予想するなど市場が思っていたよりもかなりハト派なものとなったことでGBPは急落しました。

この際、EUR/USDも一時的に下落しましたが、EUR/GBPが上昇したことや雇用統計を前にUSDがやや方向感が出にくい状態となったことですぐに反発するなど限定的な影響にとどまりました。

NY時間に入ると次第に主要通貨全般動きが出なくなり、雇用統計を控え静かなムードへと入っていきました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0780% + 0.005
ドイツ国債10年 -0.0950% – 0.057
英国債10年物 0.6430% – 0.159
米国債10年 1.5008% – 0.041

日経平均 16,254.89 + 171.78 + 1.07%
ドイツDAX指数 10,227.86 + 57.65 + 0.57%
英FT100 6,740.16 + 105.76 + 1.59%
ダウ工業株30種 18,352.05 – 2.95 – 0.02%

原油(NYMEX/WTI) 41.93 + 1.10 + 2.69%
金(COMEX) 1367.40 + 2.70 + 0.20%

各主要通貨の強弱関係

AUD>CAD>NZD>JPY>USD>CHF>EUR>GBP

ドル(USD)

USDは中~やや弱。雇用統計を前にやや方向感が出にくい様子。BoE直後にGBP/USDの下落に沿う形で強含む瞬間はあったものの、その他通貨に対しての買いは長続きせずどっちつかず状態となりました。

ユーロ(EUR)

EURは弱。この日はオセアニア通貨を中心に資源国通貨が強含んだことでEUR/AUDなどを主導に売りが強まりました。一方でUSDやJPYに対してはあまり方向感は出ずEUR/USD、EUR/JPYともに小幅な動きに終始しました。

ポンド(GBP)

GBPは弱。BoEにてサプライズ緩和が発表されたことで独歩安となりました。年内さらなる追加緩和が示唆されており、当面は売られやすい地合いとなりそうです。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨は強。原油が堅調に推移したことなどが支援材料となり買いを誘いました。

なお、AUDは豪小売売上高が予想を下回ったものの影響は限定的でむしろ強含む結果となりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 6月豪小売売上高、前月比0.1%上昇 予想下回る

≪欧州・NY時間≫

20:00 英中銀、政策金利0.25%に引き下げ 予想通り

21:30 米新規失業保険申請件数26.9万件 予想(26万5000件程度)より弱い

23:00 6月米製造業新規受注、1.5%減 予想(1.9%減)上回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

岩田規久男日銀副総裁

4日10:34「今後も必要ならば量・質・金利の3次元でちゅうちょなく追加緩和措置」「景気は基調として穏やかに拡大していく」「海外経済の不確実性を十分に注視していきたい」

4日10:37「政府の大規模な経済対策を歓迎」「ポリシーミックスはヘリコプターマネーとは違う」「経済対策は今年度、来年度の景気かなりの程度押し上げ」「物価の基調は着実に改選している」「政策効果の波及メカニズムや阻害要因を検証」

4日10:40「総括的検証、特定の方向性を考えているわけではない」

4日10:46「2017年度中の物価2%達成、不確実性は大きい」

4日14:40「総括的検証の目的はできるだけ早期に2%を達成するため」「今までの緩和の程度を縮小することはあり得ない」

4日14:49「検証は量を減らすとか、引き締めるという事でない」

《欧州》

欧州中央銀行(ECB)月報

4日17:07「世界的な見通しについての不確実性が増している」「ユーロ圏の成長見通しに関するリスクは依然としてダウンサイド」「ユーロ圏経済の回復は穏やかなペースで進むと予想」

英中銀金融政策委員会議事要旨

4日20:04「利下げを9人が支持。0.25%利下げを8人が支持し、0.20%利下げを1人が支持」

4日20:04「過半数のメンバーは年末までに0%付近まで金利を引き下げると予想」

4日20:09「資産買取プログラムの規模拡大を6対3で決定。反対はウィール委員、フォーブス委員、マカファーティ委員」

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)声明

4日20:07「投資適格級非金融社債を9月半ばから18カ月間、100億ポンド買い入れ。決定は8対1」

4日20:10「最大1000億ポンドの融資支援策の実施を全員一致で決定」

カーニー英中銀(BOE)総裁

4日20:37「早期の行動が不確実性を抑えることにつながる」

4日20:40「ポンドの下落によって今後3年間でCPIは顕著に上昇するだろう」

4日20:45「政策パッケージの全ての要素に拡大余地がある」「必要に応じて金利をさらに引き下げることが可能」

4日21:17「BOEはマイナス金利に動くつもりはない」

《米国・カナダ》

特に無し

まとめ

BoEが思わぬサプライズ緩和となったことでGBPは急落しました。それでなおさらなる緩和示唆も見せており、今後のデータに着目する必要がありそうです。

明日はいよいよ注目の雇用統計です。ヘッドラインの雇用者数だけではなく、失業率や平均賃金の伸びなどにも目を向ける必要がありそうですね。

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