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2016/08/12 米国小売り&PPI下振れで米金利低下、ドル安

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2016/08/12 米国小売り&PPI下振れで米金利低下、ドル安

マーケットのポイント

本日の相場は、米小売売上高を始めとする米経済指標が市場予想よりも下振れた影響から全面USD安になった事がポイントです。

アジア時間~欧州時間にかけては重要な米経済指標が控えている事もあり主要通貨は総じて動きの鈍い展開が続いたものの、NY時間に米小売売上高の発表を皮切りにUSDを主導とした動きに変わります。

USDJPY0812

米7月小売売上高は前月比横ばい(0.0%)と市場予想(+0.4%)を下回り、同時に発表された米7月PPIも予想よりも弱い結果となった事で年内利上げに対する懸念が高まり米金利が急低下。その中でUSDが全面的に売られUSD/JPYはアジア時間~欧州時間に付けた102円台前半から100円台後半まで下落、EUR/USDも1.11ドル台半ばまで上昇しました。

一巡後は急落した反動からUSD買い戻しの動きも見られUSD/JPYは101円台を回復したものの引けにかけて上値の重い展開となりました。

なお、USD安は対JPY・対EURといった一部通貨には継続的な動きを見せましたが、対GBP・対AUDなどに対してはすぐに反発するなどやや区々な動きとなったのが印象的でした。

実際、GBP/USDやAUD/USDは米小売売上高発表直後は急上昇したものの、徐々に上値を切り下げ発表前の水準まで下落した点に注目です。

特にGBPは先日の緩和措置以来さらなる追加緩和への期待と共に売られやすい地合いとなっている模様。AUDはアジア時間に発表された中国経済指標が予想を下振れた事なども相場の重しとなった可能性が考えられるでしょう。

各指数の変化

日本国債10年 -0.1020% – 0.007
ドイツ国債10年 -0.1080% – 0.015
英国債10年物 0.5180% – 0.020
米国債10年 1.5135% – 0.046

日経平均 16,919.92 + 184.80 + 1.10%
ドイツDAX指数 10,713.43 – 29.41 – 0.27%
英FT100 6,916.02 + 1.31 + 0.02%
ダウ工業株30種 18,576.47 – 37.05 – 0.20%

原油(NYMEX/WTI) 44.49 + 1.00 + 2.30%
金(COMEX) 1343.20 – 6.80 – 0.50%

各主要通貨の強弱関係

JPY>CAD>EUR>CHF>USD>NZD>GBP>AUD

ドル(USD)

USDは中~やや弱。米小売売上高やPPIといった重要経済指標の下振れを受けて全面USD売りが進行するも、その影響はJPYやEURに対してなど一部通貨にとどまり、GBPやAUDに対してはすぐに反発するなど違った動きも見せた点に注意です。

ユーロ(EUR)

EURはやや強。米経済指標発表後のUSD安の中でEUR/USDを主導に強含みました。またこの局面ではGBPやAUDの弱さも目立ちEUR/AUDやEUR/GBPの上昇も相場の支えとなりました。

一方、この日はJPYが最も強含んだ影響からEUR/JPYとしては下落しました。

ポンド(GBP)

GBPは弱。追加緩和への期待から依然として売られやすい地合いが続いており、本日も米経済指標の下振れによる世界的経済へのリスク懸念から売りを誘いました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。USD安が好感され原油先物が堅調の推移する中でCADの強さが目立つ一方、AUDやNZDといった通貨は弱含みました。一因としてはこの日発表された中国経済指標が予想を下振れた事などが重しになっているのかもしれません。

主な経済指標

≪アジア時間≫

11:00 中国7月小売売上高(前年同月比):予想:10.5%、結果:10.2%

11:00 7月鉱工業生産(前年同月比) :予想:6.2%、結果:6.0%

≪欧州・NY時間≫

21:30 7月小売売上高(前月比):予想:0.4%、結果:0.0%

21:30 7月卸売物価指数(PPI)(前月比):予想:0.1%、結果:-0.4%

23:00 8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値:予想:91.5、結果:90.4

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

特に無し

《欧州》

特に無し

《米国・カナダ》

ブラード・セントルイス連銀総裁

「この先の金融政策を展望すると、一度の利上げをもって政策金利がほぼ横ばいで推移するであろう」

まとめ

インフレ率を見る上で非常に重要な指標である米小売売上高が予想を大幅に下振れた事でUSDは急落しました。最も、その動きも一部通貨にとどまるなどやや影響的で少し釈然としない1日になりましたね。

来週もCPIやFOMC議事録といった重要材料が控えているので1つ1つ吟味していきましょう。

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