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2016/08/16 ドル全面安のなか、ドル円は一時100円割れ

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2016/08/16 ドル全面安のなか、ドル円は一時100円割れ

マーケットのポイント

本日の相場は

・全面ドル安が進行しUSD/JPYが100円割れした事
・7月英CPIが良好な結果となりGBPが買い戻された事

が主なポイントになります。

アジア時間には特段材料も無い中でJPYが強含みクロス円通貨全般下落。この際、同時にUSDも弱含んだことで特にUSD/JPYの下落が顕著となりました。

欧州時間に入ると原油先物が上昇、それにつれる形でUSD売りが加速しUSD/JPYはついに100円を割り込む水準まで下落するなど荒い動きを見せました。

もっとも、NY時間にダドリーNY連銀総裁から「9月利上げの可能性がある」などの発言が流れた他、米住宅着工や鉱工業生産が強い数字となった事で売りも一服。米金利が急反発する中で100円台半ばまで回復しました。

その後は引けにかけ新規材料が無くなる中で主要通貨全般動意の薄い展開となりました。

なお、この日発表された7月英CPIは市場予想を上回り追加緩和への期待が後退した事でGBPは買い戻しの動きへ。直近で大きく下落していただけに反発も大きかったものと思われます。特にGBP/USDは全面的なドル安の影響を受け1.28ドル台から1.30ドルへ急上昇するなど上昇幅は大きめでした。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0850% ±0.000
ドイツ国債10年 -0.0300% + 0.044
英国債10年物 0.5850% + 0.054
米国債10年 1.5746% + 0.017

日経平均 16,596.51 – 273.05 – 1.62%
ドイツDAX指数 10,676.65 – 62.56 – 0.58%
英FT100 6,893.92 – 47.27 – 0.68%
ダウ工業株30種 18,552.02 – 84.03 – 0.45%

原油(NYMEX/WTI) 46.58 + 0.84 + 1.84%
金(COMEX) 1356.90 + 9.40 + 0.70%

各主要通貨の強弱関係

GBP>CHF>NZD>JPY>EUR>AUD>CAD>USD

ドル(USD)

USDは弱。アジア時間から下落が目立ちこの日最も弱い通貨となりました。

なお、NY時間に発表された米CPIは予想を下振れたものの、米住宅着工や鉱工業生産は予想よりも強くその他にダドリーNY連銀総裁から利上げ期待を高めるような発言も見られたため一巡後は反発へ向かいました。

ユーロ(EUR)

EURは中~。この日は特段EUR絡みのニュースは無く、USDなどその他通貨の動きに振らされました。EUR/USDは全面ドル安の中で1.13 ドル台まで上昇、一方でEUR/JPYはUSD絡みの取引が中心となる中で方向感が出ずらく鈍い動きとなりました。

ポンド(GBP)

GBPは強。欧州時間に発表された英CPIが市場予想を上回ったことで買いが進行しました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。欧州時間以降原油相場が勢いづいた影響を受けCADを中心に強含んだ以外はあまり明確な動きは出ませんでした。

なお、AUDはRBA議事録にて特段の追加材料は見られず影響も限定的となりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特に無し

≪欧州・NY時間≫

17:30 7月英コアPPI、前年比1.0%上昇 予想上回る

17:30 7月英CPI、前月比0.1%低下 予想通り

18:00 8月独ZEW景況感指数、プラス0.5に改善 予想下回る

21:30 7月米CPI、前月比横ばい 予想通り

21:30 7月米住宅着工件数、121.1万件 予想上回る

22:15 7月米鉱工業生産、予想上回る 前月比0.7%上昇

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

浅川雅嗣財務官

16日20:36「(為替に)投機的な動きがないか強い緊張感を持って注視」

16日20:36「為替は商いが薄い」

スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁

16日23:16「インフレ率がすぐに高くなり過ぎる状態になることはないだろう」

《欧州》

特に無し

《米国・カナダ》

ダドリー米ニューヨーク連銀総裁

16日21:44「利上げの時期にじわじわと近づいている」「9月の利上げはあり得る」「状況を考慮すると米10年債利回りはかなり低い」

ロックハート米アトランタ連銀総裁

17日01:32「米利上げ、少なくとも今年1回は適切だろう」

17日01:33「米経済、今年下期と来年の先行きを信頼」「いかなる政策姿勢にも拘束されていない」

17日02:38「9月利上げの可能性を排除しない」「今年2回の利上げは依然として想定が可能」

まとめ

全面ドル安の中でUSD/JPYは6月24日以来の水準まで近付くなど、非常に懸念すべき状況となってきました。もっとも、100円を割り込んだ水準ではある程度の買いも見られるようでここからさらに下を攻めるにはやや材料不足な感じはします。

ここしばらくは神経質な展開が予想されるので、米経済指標は特に注目したいところです。

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