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2016/09/05 黒田総裁講演後、短期的に円高

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2016/09/05 黒田総裁講演後、短期的に円高

マーケットのポイント

本日の相場は米国市場がレーバーデーで休場という事もあり全体的に動意の薄い中、黒田日銀総裁の「総括的な検証」に関する講演後にJPYが強含んだのが主なポイントとなります。

USDJPY0905

アジア時間には特段材料は伝わらなかったもののUSDが主要通貨全般に対して軟化。加えて黒田総裁の講演後にはJPYが強含みUSD/JPYは先週末に付けた104円台から103円台前半に下落しました。

欧州時間には英サービスPMIが市場予想を上回った事でGBPが急伸、製造業PMI、建設業PMIに引き続き堅調な数値となった事でBrexit後の英経済への悪影響がそれほどのものではないと好感された形になります。その他通貨では「サウジとロシアが原油価格に関し共同声明を発表」とのニュースを受けてCADの強さが目立ちました。

NY時間は米国市場が休場の中で主要通貨全般方向感が出にくくなり、特に重要経済指標が無かった事も相場を鈍らせました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0330% ±0.000
ドイツ国債10年 -0.0480% – 0.005
英国債10年物 0.7180% – 0.009
米国債10年 1.6024% ±0.000

日経平均 17,037.63 + 111.95 + 0.66%
ドイツDAX指数 10,672.22 – 11.60 – 0.11%
英FT100 6,879.42 – 15.18 – 0.22%
ダウ工業株30種 18,395.40 – 53.01 – 0.29%

原油(NYMEX/WTI) 47.64 + 0.31 + 0.65%
金(COMEX) 1325.90 + 1.30 + 0.10%

各主要通貨の強弱関係

CAD>JPY>NZD>AUD>CHF>GBP>USD>EUR

ドル(USD)

USDは弱。特にUSD絡みのニュースは無かったものの、先週末の上昇に対する利食い売りなどが入ったものと思われます。

ユーロ(EUR)

EURは弱。EUR/USDはアジア時間にUSDが軟化する中で1.11ドル後半まで上昇する場面もありましたが、一巡後は下落へ向かいました。EUR/JPYはこの日JPYが強含んだ事で日通し上値の重い展開が続きました。

ポンド(GBP)

GBPはやや弱。欧州時間には英サービスPMIが市場予想を上回った事で急伸するシーンもあったものの、一巡すると上値が重くなり徐々に切り下がりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね強。「サウジとロシアが原油価格に関し共同声明を発表」とのニュースから需給の緩み改善に向けた動きが好感され原油価格が上昇。CADを中心に勢いづきました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:45 8月Caixin中国サービス部門PMI、52.1に改善

≪欧州・NY時間≫

17:30 8月英サービス業PMI、52.9 予想上回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

黒田東彦日銀総裁

5日11:32「『総括的な検証』はあくまで2%の早期実現のために行う検証であり、市場の一部でいわれているような緩和の縮小という方向の議論ではない」

5日11:33「日本経済は、既に物価が持続的に下落するという意味でのデフレではなくなっている」

5日11:36「量・質・金利の各次元での拡大はまだ十分可能」「状況によってはコストを考えた上で思い切った措置が必要に」「3次元以外のアイデアも議論の俎上からはずすべきではない」

5日11:47「マイナス金利と国債買い入れの枠組みは極めて強力」「マイナス金利が心理面で悪影響を及ぼす可能性に留意必要」「貸出金利の低下にどの程度波及するか一概に言えない」

5日12:17「マイナス金利をさらに引き下げることも十分可能」

5日12:25「内外に例を見ない極めて緩和的な金融政策を実現している」「政府による構造改革の着実な取り組みを期待」

木原稔財務副大臣

5日17:05「為替については言及できない」

安倍晋三首相

5日21:38「(日中関係)安定的な友好関係を築いていきたい」

5日22:02「(日中首脳会談)東シナ海の問題について考えを率直に伝えた」

5日22:12「為替市場の動向を緊張感を持って注視」「(為替)必要な時にはしっかりと対応する」

5日22:14「日銀の外債購入、為替目的なら日銀法上認められない」

5日22:30「新興国と世界経済の危機感を共有し政策総動員で一致」

習近平・中国国家主席

5日21:48「日中関係は正常軌道に戻す努力が必要」

《欧州》

ビスコ・イタリア中銀総裁

6日01:20「Brexitは長期的に欧州連合(EU)、ユーロ圏を弱める可能性」

《米国・カナダ》

特に無し

まとめ

先週末の上昇から一転、USD/JPYを中心にクロス円全般上値の重い展開となりましたね。

黒田総裁の講演は特段サプライズな内容ではありませんでしたが、追加緩和に関して踏み込んだ発言が無かった事がやや失望を誘ったものと思われます。

米国市場が休場であったためやや動意の薄い1日でしたが、休日明けの明日からのNY勢の動きには注目したいものです。

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