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2016/09/21 日銀決定後、銀行株上昇に主導されドル円上昇も、欧州時間以降は一転して円高。

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2016/09/21 日銀決定後、銀行株上昇に主導されドル円上昇も、欧州時間以降は一転して円高。

マーケットのポイント

本日の相場は

・日銀による「超短金利操作付き量的・質的金融緩和」導入が決定し発表直後は円安が進行したものの欧州時間に一転円高へ向かった事
・FOMCが据え置きとなり米金利が低下、それに伴うドル安が進行した事

が主なポイントになります。

アジア時間には日銀会合を控えクロス円通貨は神経質な動きが続きます。お昼過ぎに日銀から「超短金利操作付き量的・質的金融緩和」の導入が発表されると銀行株を主導に日経平均が上昇、JPY売りが進行しUSD/JPYは102円台後半まで値を伸ばしました。

もっとも、欧州時間に入るとJPYは買い戻されUSD/JPYは日銀会合の発表前の水準にまで反落しました。黒田総裁の「長期国債買い入れ額80兆円から増減あり得る」という発言もJPY買いの材料になったと考えられます。

NY時間に入ってもJPY買いは加速し、USD/JPYは100円台半ばまで値を下げます。その後FOMC直前にはポジション調整の動きも広がり反発を見せるなど方向感の出ない展開が続いていましたが、FOMCが政策金利を据え置きと発表すると米金利が低下、今度はUSD売りを主導にUSD/JPYは100円台半ばまで再び下落しも戻りの鈍い展開となりました。

なお、FOMCでは3名のメンバーが年内利上げは無しとの見解を示しましたが、イエレン議長は依然として年内1回の利上げを想定している模様です。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0270% + 0.036
ドイツ国債10年 0.0020% + 0.020
英国債10年物 0.8060% ±0.000
米国債10年 1.6511% – 0.038

日経平均 16,807.62 + 315.47 + 1.91%
ドイツDAX指数 10,436.49 + 42.63 + 0.41%
英FT100 6,834.77 + 3.98 + 0.06%
ダウ工業株30種 18,293.70 + 163.74 + 0.90%

原油(NYMEX/WTI) 45.34 + 1.29 + 2.93%
金(COMEX) 1331.40 + 13.20 + 1.00%

各主要通貨の強弱関係

JPY>AUD>CAD>CHF>NZD>EUR>GBP>USD

ドル(USD)

USDは弱。FOMCが据え置きとなった事で米金利の低下とともに売りを誘いました。

ユーロ(EUR)

EURはやや弱。JPY、USD絡みの取引が中心となった事で他通貨の動きに影響を受けました。

ポンド(GBP)

GBPは弱。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね強。

原油相場の伸長を背景にAUDやCADの強さが目立ちました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

13:18 日銀、長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入

≪欧州・NY時間≫

20:00 前週分米MBA住宅ローン申請、前週比7.3%低下

27:00 FRB、政策金利0.25-0.50%の範囲に据え置き

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

菅義偉官房長官

21日11:27「日銀は総括検証踏まえて様々なことを検討されるだろう」「政府・日銀で連携しながらアベノミクス実現できるよう一体で取り組む」

日銀声明

21日13:21「ETFは年6兆円、REITは年900億円を維持」

21日13:23「買い入れ国際の残存年限を廃止」「イールドカーブ・コントロールを導入」

黒田東彦日銀総裁

21日15:33「今後は短期金利と10年物国債金利の二つを操作目標にする」

21日15:37「従来の量を操作目標にするよりも経済情勢に柔軟に対応でき、持続性も高まる」

21日15:39「必要ならば躊躇なく政策の調整を行う」「できるだけ早期に2%の目標を実現する方針に全く変化はなし」

21日15:47「量・質・金利で追加緩和の余地はある」

21日16:05「新たなコミットメント、物価2%実現をより確実にするもの」「2%超えてもマネタリーベース拡大続けることでインフレ期待に働きかける」

21日16:18「為替安定を目標とする外貨の売買は財務大臣が所管」

21日16:34「長期国債買い入れ額80兆円から増減あり得る」

21日16:40「新しい枠組みはテーパリングではない」

石原伸晃経済再生相

21日17:07「日銀の2%の物価目標達成に向けたコミットメントを評価」「政府・日銀連携してアベノミクスを加速させていく」

安倍晋三首相

21日22:23「最優先課題は一にも二にも経済、内閣の方針変わらない」

21日22:43「政府は日銀の決定を歓迎」「日銀の黒田総裁を完全に信頼している」

21日22:45「けさ黒田総裁から電話があり話をした」「日銀の措置はデフレ脱却の助けになる」

《欧州》

ハモンド英財務相

22日00:20「欧州連合(EU)単一市場での取引を確保することを目指す」

《米国・カナダ》

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明

22日03:01「景気見通しの短期的なリスクはおおよそ均衡している」

22日03:02「経済状況はFF金利が緩やかな引き上げのみ正当化すると委員会は予想」

22日03:02「金融政策のスタンスは引き続き緩和的である」「FF金利の道筋は今後出てくる経済見通し次第」

22日03:02「委員会はインフレ指標や世界経済、金融動向を注意深く見守り続ける」

22日03:04「労働市場は引き続き強く、経済活動は今年前半から穏やかなペースで上昇している」

22日03:06「メンバーのうちジョージ米カンザスシティー連銀総裁とメスター米クリーブランド連銀総裁、ローゼングレン米ボストン連銀総裁は0.50-0.75%への利上げを主張した」

22日03:16「利上げの論拠が強まっているが、目標に向かって進展が続くさらなる証拠を当分の間待つことを決めた」

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長

22日03:32「経済成長は上向いているようだ」「利上げの論拠は強まった」

22日03:34「労働市場はしばらく強まると予想」

22日03:38「成長加速と雇用増が利上げの論拠を高める」「更なる進展の証拠を待つことを選んだ」

22日03:40「中立金利は歴史的基準に照らしてかなり低くなった」

22日03:43「米経済について概ね満足している」「経済成長が力強さを増している証拠が見られる」「失業率が変わっていないことは悪いニュースではない」

22日03:48「雇用が増加し新たなリスクがなければ年内1度の利上げに」

22日03:55「利上げが正当化されるか11月の会合で判断する」

22日04:07「利上げのタイミング、様々な選択肢がある」「労働市場の下振れリスクを引き起こすことを回避したい」

22日04:21「18万人の雇用増は堅調だが、長期的に持続不可能」

22日04:28「インフレ期待が低下しつつある兆候が見られる」

まとめ

日米の金融政策イベントを終え、膠着していた相場がようやく動き始めました。もっとも、FOMCに関しては据え置きに留まった事で今後も材料待ちといった展開になりそうです。

また、日銀の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」に関しても中身を吟味していく必要がありそうです。

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