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2016/09/27 第一回討論会はクリントン優勢。トランプリスク後退からカナダドルとメキシコペソが上昇

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2016/09/27 第一回討論会はクリントン優勢。トランプリスク後退からカナダドルとメキシコペソが上昇

マーケットのポイント

本日の相場は

・米大統領選における討論会のクリントン氏の優勢、トランプ氏リスクの後退から一時リスクオン的な展開になるも
・欧州時間には欧州銀行株を中心とした下落およびドイツ金利の低下からリスクオフ的な動きへ向かった事

が主なポイントになります。

アジア時間には日経平均が軟調な寄り付きを迎える中でJPYが買われUSD/JOYは100円台前半まで下落します。もっとも、この水準では神経質な動きとなる事が多く100円を割り込むまでには至らずすぐに反発し当初の下落分を打ち消しました。その後米大統領候補による討論会がスタートするとクリントン氏優勢との見方が広がり日経平均をはじめとするアジア株が堅調な推移となりJPY売りが優勢に。クロス円通貨全般上昇しUSD/JPYは100円台後半まで値を伸ばしました。

しかしながら、欧州時間に入ると銀行セクターを中心とする欧州株が下落、ドイツ金利も低下しEURが売られ始めます。原油先物も冴えない展開となりリスクオフ的な局面の中でJPYが全面高になりUSD/JPYは再び100円台前半、EUR/JPYは112円台半ばまで下落しました。

NY時間にはアジア時間~欧州時間にかけての動きが大きかった事もあり全体的に落ち着きムードとなり主要通貨は動意に乏しい展開となりました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0740% – 0.010
ドイツ国債10年-0.1390% – 0.023
英国債10年物 0.6720% – 0.025
米国債10年 1.5564% – 0.027

日経平均 16,683.93 + 139.37 + 0.84%
ドイツDAX指数 10,361.48 – 32.23 – 0.31%
英FT100 6,807.67 – 10.37 – 0.15%
ダウ工業株30種 18,228.30 + 133.47 + 0.74%

原油(NYMEX/WTI) 44.67 – 1.26 – 2.74%
金(COMEX) 1330.40 – 13.70 – 1.02%

各主要通貨の強弱関係

AUD>NZD>GBP>CAD>USD>JPY>CHF>EUR

ドル(USD)

USDは中~。どちらかといえばJPYやEURなどの動きが目立ちUSDはやや方向感に欠けました。NY時間に発表された米経済指標も強弱入れ混じりUSDの方向感を決定づけるに至りませんでした。

ユーロ(EUR)

EURは弱。銀行株を中心とする欧州株の下落、およびドイツ金利の低下から売りが優勢となりました。

ポンド(GBP)

GBPはやや強。特段英国絡みの材料はありませんでした。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね強。原油先物は反落したもののアジア時間のリスクオン展開の中で買いが強まりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

特になし

≪欧州・NY時間≫

22:00 7月ケースシラー指数、予想下回る 前年比5.0%上昇

23:00 9月米消費者信頼感指数、予想上回る104.1

23:00 9月リッチモンド連銀製造業景気指数、マイナス8 予想下回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

7月28-29日分の金融政策決定会合議事要旨

27日08:53「委員は、海外経済・国際金融市場を巡る不透明感などを背景に、物価見通しに関する不確実性が高まっている現在の状況を踏まえ、2%の『物価安定の目標』をできるだけ早期に実現する観点から、次回の金融政策決定会合において、『量的・質的金融緩和』・『マイナス金利付き量的・質的金融緩和』のもとでの経済・物価動向や政策効果について総括的な検証を行うことが適当であるとの認識で一致した」

27日08:54「複数の委員は、『総括的な検証』は、あくまでも2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するために何が必要かを検証するものであり、2%の『物価安定の目標』を見直すということではないと付け加えた」「これを受けて、議長は、執行部に対し、総括的な検証の準備を指示した」

27日08:56「多くの委員は、最近の海外経済の不確実性の高まりを踏まえると、『企業・金融機関の外貨資金調達環境の安定のための措置』に加えて、『マイナス金利付き量的・質的金融緩和』の枠組みの中で金融緩和を強化すべきであるとの認識で一致した」「これらの委員は、現在直面しているリスクは、海外発の不確実性が企業や家計のコ

ンフィデンスに影響するというリスクであることを考慮すると、最も有効な手段はETFの買入れ増額であるとの認識を共有した」「さらに、これらの委員は、ETF買入れ額の増額幅について、約6兆円までほぼ倍増させることが適当であるとの認識で一致した」

中曽宏日銀副総裁

27日13:42「構造改革進めることで潜在成長率を高めることが不可欠」「景気刺激と構造改革は車の両輪」

安倍晋三首相

27日13:56「アベノミクスで雇用は大きく改善」「黒田日銀総裁を信頼している」「黒田日銀総裁は出口戦略の言及は時期尚早と言っている」「21日の日銀決定は物価目標早期実現のためのもの」「金融政策の具体的手法は日銀に委ねるべき」

27日14:07「GPIFのポートフォリオを見直す必要考えていない」「マイナス金利は企業資金調達コスト減につながっている」

《欧州》

メルケル独首相

27日21:44「ドイツ銀行が直面する一時的な問題の解決を望む」

《米国・カナダ》

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁

27日05:39「インフレ、インフレ期待、失業率を注視」「インフレが上昇すればFRBは利上げすると予想」「9月の利上げ見送りは正しい措置」

ポロズ・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁

27日09:29「原油ショックからの再構築には3-5年程度が必要となるだろう」

米大統領選民主党候補のヒラリー・クリントン氏

27日10:08(第1回テレビ討論会で)「全ての人のための経済構築必要」「最低賃金引き上げ、利益共有の拡大を」「インフラとリニューアブルへの投資が必要」

米大統領選共和党候補のドラルド・トランプ氏

27日10:03(第1回テレビ討論会で)「富裕層は応分の負担必要」「米国から雇用がメキシコなどに流出している」

27日10:32「FRBはその職務を行っていない、政治的だ」

フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長

28日00:18「労働参加率の低下は景気後退の前兆要因を示す」

28日01:09「賃金は上昇し始めた」

28日01:25「ゼロ近辺の金利は経済的な決定に影響を及ぼす」

28日02:07「大幅な利上げは望んでいない」

まとめ

米大統領選の趨勢が相場において材料視されるようになってきました。欧州ではドイツ銀行絡みのニュースも注目が集まっているので注意する必要がありそうです。

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