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2016/09/7 米国利上げ期待後退から、ドル売りが加速。カーニー総裁の発言からポンド安。BOCは据え置き。

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2016/09/7 米国利上げ期待後退から、ドル売りが加速。カーニー総裁の発言からポンド安。BOCは据え置き。

マーケットのポイント

本日の相場は前日からのドル安・円高が継続した事に加えカーニーBoE総裁のハト派な発言を受けてGBPが売られたのが主なポイントになります。

アジア時間には特に目立ったニュースは無かったものの前日のNY時間の流れを引き継ぎJPYが主要通貨全般に対して強含み、USD/JPYは101円台前半まで下落しました。その他ではAUDが豪GDPの弱い結果を受け一時的に下落しましたが、すぐに反発するなど影響は限定的でした。

欧州時間に入ると独鉱工業生産が予想を下振れる数値となりEURが売られ始めます。もっとも、翌日にECB政策金利発表を控えている事もあり一本調子というわけにもいかず程無くして方向感が出なくなりました。英経済指標は鉱工業生産は予想を上回った一方で製造業生産は予想を下回るなど強弱まちまちでしたが市場はGBP売りで反応しました。

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NY時間に入りカーニーBoE総裁が議会で「必要なら利下げの余地がある」と述べるとGBP売りが加速、特にGBP/USDは前日の上昇分をほぼ打ち消すなど下落幅は大きめでした。

なお、その他での金融政策面ではBoCは政策金利を据え置いたものの、「先行きのインフレ見通しに関するリスクが7月以降下振れ方向に傾いた」とハト派な声明文となった事で発表後にCADは軟化しました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0480% – 0.030
ドイツ国債10年 -0.1170% – 0.006
英国債10年物 0.6790% + 0.018
米国債10年 1.5391% + 0.005

日経平均 17,012.44 – 69.54 – 0.41%
ドイツDAX指数 10,752.98 + 65.84 + 0.62%
英FT100 6,846.58 + 20.53 + 0.30%
ダウ工業株30種 18,526.14 – 11.98 – 0.06%

原油(NYMEX/WTI) 45.50 + 0.67 + 1.49%
金(COMEX) 1349.20 – 4.80 – 0.35%

各主要通貨の強弱関係

NZD>JPY>USD>CHF>EUR>AUD>CAD>GBP

ドル(USD)

USDはやや強~。この日のUSDは各通貨に対してまちまちな反応を見せました。JPYやオセアニア通貨に対しては下落が目立った一方、GBPやEURなど対しては強い動きとなりました。

ユーロ(EUR)

EURは中~。独鉱工業生産が予想よりも弱い数値となった事で発表直後は売られたものの、ECBを控えて一方的には動きにくそうでした、

ポンド(GBP)

GBPは弱。カーニー総裁の発言から売りが強まりました。直近の英経済指標が比較的良好な数値となっていただけに今回の発言はサプライズになったと思われます。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はまちまち。NZDは先日に引き続き堅調、CADはBoC政策金利が据え置きとなったものの声明文がややハト派だった事から売りが強まりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 4-6月期豪GDP、予想下回る 前期比0.5%増

≪欧州・NY時間≫

15:00 7月独鉱工業生産、前月比1.5%低下 予想下回る

17:30 7月英鉱工業生産、予想上回る 前月比0.1%上昇

23:00 カナダ中銀、政策金利0.50%に据え置き 予想通り

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

麻生太郎副総理兼財務・金融相

7日14:44「2020年度の基礎的財政収支の黒字化は堅持」「経済再生と財政健全化の両立が重要」

《欧州》

メルケル独首相

7日16:53「独経済は強く安定している」「BREXITはEUにとって重大な転機である」

カンリフ・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁

7日22:27「経済の不確実は継続するだろう」「いくつかの経済データはBrexitの影響が恐れたほどではないと示唆」

7日22:32「ポンドの下落はインフレを押し上げる」「追加緩和はコスト」「BOEは必要なら政策を調整する準備をするべき」

8日00:15「ヘリコプターマネーは想定していない」

カーニー英中銀(BOE)総裁

7日22:28「BOEの行動は英国にとって必要な調整を支援した」「緩和策はインフレの持続的な回復を確かなものにする」

7日22:46「データは英経済がBOEの見通しよりも若干強いことを示している」

7日23:29「BOEの行動で英国のリセッションリスクは後退した」

8日00:02「必要なら追加利下げの余地がある」

ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員

8日00:19「ヘリコプターマネーは財政上の措置であり、MPCによって決定されるものではない」

《米国・カナダ》

ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁

7日10:16「利上げの過度の先送りは不均衡のリスク」「より早期の利上げが合理的との見解あらためて示す」

7日10:17「インフレ率は今後1年か2年で2%に加速と予想」「消費支出は強く米国は完全雇用に」「インフレ目標引き上げの主張繰り返す」「インフレ率の目標達成十分に手が届き、その軌道に」「労働市場の一連の指標が改善している」

7日11:26「長期金利が低いのはFRBの政策が原因ではない」「合理的な人なら金利が時の経過とともに緩やかに上昇すると予想」

7日12:28「9月を含め全てのFOMC会合がライブ」「利上げの時期はデータ次第」

カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明

7日23:04「インフレのリスクは7月時点よりも若干下サイドに傾いた」「現在の金融政策のスタンスは適切な範囲内にあると判断」

7日23:05「インフレ率はおおむねBOCの予想に沿っている」「CPIは低い消費者エネルギー価格の一時的な影響から2%を下回っている」

7日23:10「カナダ経済は4-6月期に縮小したが、BOCは年後半に大きく反発すると予想」「7-9月期は石油生産の回復に伴って反発し、10-12月期も潜在成長率以上を維持するだろう」

クガニャゴ南アフリカ準備銀行(中央銀行、SARB)総裁

7日23:37「政策変更はデータ次第」「南ア第3四半期GDPはポジティブ」

ラッカー米リッチモンド連銀総裁

7日23:44「全てのFOMCメンバーは投票権の有無に関わらず意見を述べる」

8日01:31「9月利上げの強い論拠がある」

ジョージ米カンザスシティー連銀総裁

8日01:27「米労働市場は完全雇用またはそれに近い状態」

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

8日03:01「経済は大半の地域で穏やかから緩やかなペースで成長している」

8日03:04「経済成長は緩慢、インフレは引き続き僅か」「個人消費は大半の地区でほぼ変わらず」

8日03:06「労働市場の状況は大半の地区で依然として引き締め気味」「賃金圧力は緩やかに強まっている」

まとめ

特段不思議な動きも無く、経済指標の数値に動かされた1日となりました。

明日はECB政策金利発表ですが予想は据え置き、ここ最近はECB絡みの話はそれほど焦点でもないですが直前・直後のEURの動きには注意が必要そうです。

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