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2016/09/30 ドイツ銀行の罰金減額観測からリスクオフの巻き戻し

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2016/09/30 ドイツ銀行の罰金減額観測からリスクオフの巻き戻し

マーケットのポイント

本日の相場はここ数日で市場を騒がせていた欧州銀行に対する懸念が後退した事からリスクオフの巻き戻しが広がったのが主なポイントです。

アジア時間には日経平均が軟調に寄り付き、その他アジア株も冴えない動きとなりましたが相場への影響は限定的にとどまりました。お昼頃にはまとまったJPY売りが見られ一時USD/JPYは101円台後半まで急上昇、EUR/JPYも114円台まで値を伸ばします。もっとも、それ以上JPY売りを促す材料も無く、一巡後はJPYが買い戻されUSD/JPY・EUR/JPYともに上昇前の水準まで反落しました。

欧州時間に入ると欧州銀行株が続落を見せた事でリスクオフにつながりリスク回避目的のJPY買いが広がるも、その後は欧州銀行株が反発する中でJPYは売り戻されUSD/JPYは101円台半ば、EUR/JPYは114円台直前まで回復しました。

NY時間には米経済指標が多く発表されおおよそは市場の予想通りもしくは上振れとなりネガティヴな数値は見られませんでしたが、USD買いにはつながらず。米金利上昇、米株価も堅調に推移したものの為替相場の動きは限定的で週末らしい静かな展開で終わりました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0890% – 0.009
ドイツ国債10年 -0.1190% – 0.002
英国債10年物 0.7460% + 0.024
米国債10年 1.5944% + 0.035

日経平均 16,449.84 – 243.87 – 1.46%
ドイツDAX指数 10,511.02 + 105.48 + 1.01%
英FT100 6,899.33 – 20.09 – 0.29%
ダウ工業株30種 18,308.15 + 164.70 + 0.91%

原油(NYMEX/WTI) 48.24 + 0.41 + 0.86%
金(COMEX) 1317.10 – 8.90 – 0.67%

各主要通貨の強弱関係

NZD>AUD>CAD>EUR>GBP>USD>JPY>CHF

ドル(USD)

USDはやや弱。米経済指標は軒並み良好な結果になったものの、買いにはつながらずむしろやや弱含みました。

ユーロ(EUR)

EURは中~。欧州時間の入り頃から欧州銀行絡みのリスクオフ展開で弱含むも、その後銀行株が反発する中でリスク懸念が和らぎ買い戻されました。

ポンド(GBP)

GBPは中~。特段英国絡みの材料は無し。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね強。欧州時間でのリスクオフの中つれ安になる場面もありましたが、その後の巻き戻しの中で買い戻しが目立ちました。原油先物が依然として底堅く推移している事も相場の支援材料となりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

06:45 8月NZ住宅建設許可件数、前月比1.0%減

10:45 9月Caixin中国製造業PMI、50.1 予想通り

≪欧州・NY時間≫

15:00 8月独小売売上高、予想下回る 前月比0.4%低下

17:30 4-6月期英GDP確定値、前期比0.7%増 予想上回る

18:00 9月ユーロ圏HICP、0.4%上昇 予想通り

21:30 8月米PCE、前月比横ばい 予想下回る

22:45 9月シカゴPMI、予想上回る54.2

23:00 9月米消費者態度指数、91.2に上方修正 予想上回る

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

麻生太郎副総理兼財務・金融相

30日08:45「OPEC原油減産について中長期的な影響はまだ分からない」

日銀金融政策決定会合における主な意見(9月20-21日分)

30日08:52「マイナス金利は、国債買入れとの組み合わせで長短金利を大きく引き下げる効果があったが、金融機関収益・金融市場・生保年金の運用などに対する影響も大きかったことには留意する必要がある。金利の低下と利鞘の縮小は、『量的・質的金融緩和』だけが原因なのではなく、自然利子率の低下、長期のデフレ、企業部門の貯蓄超過など、構造的な問題でもある。」

30日08:52「物価の下振れリスクは大きく、デフレに引き戻されないよう、息長く腰を据えた取り組みが必要であるため、金融政策の新しい枠組みを採用し、必要な施策をしっかりと進めていくことが適切である」「個人消費が持続的に増加するためには、政府の成長戦略に加え、今回の検証を踏まえた緩和の強化により、賃金に上昇圧力を加えていく必要がある」「オーバーシュート型コミットメントやイールドカーブ・コントロールは、これまでの金融緩和政策とも整合的で、『物価安定の目標』の早期達成に向けた金融緩和政策のパラダイムシフトとして適切なものであると考える」「新しい枠組みでは、その有効性や副作用を不断に確認し、2%目標の実現に必要であれば、枠組みの修正も含め、柔軟に対応すべき」

30日08:54「イールドカーブ・コントロールのもとで、狙い通りに国債買入れペースが低下して、政策の持続性が高まるかは不確実であり、長期金利上昇などを受けて逆に買入れペースが高まるリスクが相応にある。また、指値による国債買入れオペなどの導入は、市場機能を著しく損ねる恐れがある異例の措置である 」「オーバーシュート型コミットメントは現実的な目標設定でなく、予想物価上昇率を引き上げる効果も期待できない」

黒田東彦日銀総裁

30日09:03「中央銀行が万能ではないということもまた事実」

30日09:04「今回の総括的検証には多くの計量経済学に基づく分析が含まれており、政策の分析と実施との間における連携が、よりよい政策運営にとって重要な基盤となることを示すものとなっている」

30日13:49「長期国債の買い入れ額は増減することはある」

安倍晋三首相

30日13:45「マイナス金利下での財政政策は効果がある」

《欧州》

特に無し
《米国・カナダ》

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長

30日05:14「FRBの資産購入は他の中銀に比べて限定的」

カプラン米ダラス連銀総裁

1日02:51「FRBは早急な利上げを望んでいない」「現在の低金利は市場の力によるもの」「失業率はゆっくりと低下している」

まとめ

ここしばらく焦点となっていた欧州銀行絡みのリスクも一服する形となりました。

来週は米雇用統計をはじめ重要な経済指標や各国金融政策発表が控えているので注目です。

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