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2016/11/09 大統領選はトランプ勝利。一時リスクオフも、財政拡大期待から株高、金利上昇ドル高進行。

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大統領選はトランプ勝利。一時リスクオフも、財政拡大期待から株高、金利上昇ドル高進行。

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*画像はAUD/JPY 5分足
*緑は日本時間、紫は欧州時間、青はNY時間

マーケットのポイント

水曜日の相場はなんといっても大統領選が主なポイントになります。本日はその大統領選をふまえ、開票が行われた日本時間を中心に時間ごとに流れを追っていきたいと思います。

日本時間9時ごろ

大統領選の開票が開始される

日本時間10時前~

オハイオ州、フロリダ州でクリントン氏リードとの報道を受け、ドルが上昇。ドル円は一時105円台を回復し、ユーロドルは1.10ドルを割り込みましたが、その後接戦が予想されていたオハイオ州やフロリダ州にてトランプ氏のリードが報じられたことを受けてドルは急激に売り戻されました。この売りはしばらく続きドル円は101.19円まで下値を伸ばし、ユーロドルも1.13ドルちょうどまで上昇しました。この場面では日経平均を含むアジア全般の株価が下落し、全般的にリスクオフとなったのが特徴的でした。そのほかではメキシコペソが急激に売られ、ドル/ペソは過去最高値に上昇しました。

日本時間午後2時~

接戦が予想されていたネバダ州にてクリントン氏が勝利したことが報じられ、、低下していた米金利が反転上昇し、一時的にドルが買われました。

日本時間午後3時半~

この時間あたりには、トランプ氏の勝利がほぼ確実視されましたがドル買いの流れが継続、ドル円は103円台後半まで値を戻しました。

欧州時間

欧州時間には欧米国債の金利が上昇を続けるなかで、ドルが一段と買い戻される展開に。

NY時間

NY時間も株高・金利上昇の流れが継続し、米10年国債の金利が今年1月以来の高水準に上昇するなかで、ドル買いがより加速する一方、株高の中で円が売られました。この結果ドル円は105円後半まで上値を伸ばしたほか、クロス円の上昇も目立ちました。

各指数の変化

日本国債10年 日10年国債-0.0670% – 0.006
ドイツ国債10年 0.2030% + 0.015
英国債10年物 1.2570% + 0.020
米国債10年 2.0571% + 0.202

日経平均 16,251.54 – 919.84 – 5.36%
ドイツDAX指数 10,646.01 + 163.69 + 1.56%
英FT100 6,911.84 + 68.71 + 1.00%
ダウ工業株30種 18,589.69 + 256.95 + 1.40%

原油(NYMEX/WTI) 45.27 + 0.29 + 0.64%
金(COMEX) 1273.50 – 1.00 – 0.08%

各主要通貨の強弱関係

GBP>USD>JPY>CHF>CAD>EUR>NZD>AUD

ドル(USD)

ドルは強含み。一時トランプ候補勝利直後に売りが先行しましたが、その後反転。結果的にポンドに次いで強い通貨となりました。

ユーロ(EUR)

ユーロは中程度。日本時間は主に対ドルで上昇が目立ったものの、その後ドルの反発とともに弱含みました。

ポンド(GBP)

ポンドは強。ポンドは日本時間のドル安のときからやや強含み、ドルが反発したあともその強さを維持したことで本日主要通貨の中で最も強い通貨となりました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨は弱。トランプ勝利を受けてリスク回避的な動きからAUDを中心として弱含み。欧州時間からはドルと共に反発したものの全体的に元の水準を取り戻すにはいたりませんでした。

主な経済指標

《アジア時間》

日9 月経常黒字額: 予想:2.02 兆円、結果:1.82 兆円

中国の10 月CPI : 予想:+2.1%、結果:前年比+2.1%

《欧州・NY時間》

特になし

まとめ

水曜日はトランプ候補の予想外の勝利判明直後はリスクオフ的な反応となり、大幅な株安・円高などが見られましたが、その後欧米時間にかけて急反発したのが特徴的となりました。
今後の展開としてはトランプが大統領になることが決まったなかで米国と世界、大統領と議会の関係や米金利・株価動向を見極める展開となるでしょう。また今後リスクオフ相場が継続するかについてですが、トランプ大統領の極端な政策は共和党主導の議会に拒まれて実現できない可能性がたかいほか、むしろ大統領と上下両院を共和党が支配したことによる「ねじれ」解消、さらには民主党よりも市場寄りの政策となり、大統領選後の欧米時間のように米株価の下支え要因になり続ける可能性も考えられます。

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