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2016/11/17 堅調な米指標を受けてドル上昇が加速。ドル円は110円達成。米金利、株価も大きく上昇。

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堅調な米指標を受けてドル上昇が加速。ドル円は110円達成。米金利、株価も大きく上昇。

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*画像はUSD/JPY 5分足
*緑は日本時間、紫は欧州時間、青はNY時間

マーケットのポイント

昨日はNY時間に堅調な米経済指標を受けてドル高が加速し、ドル円は心理的な大台となる110円を達成するなかで、米金利と株価が大きく上昇したのが主なポイントです。

日本時間には日銀が9月の総括的検証後初となる指値オペを実施。(指値オペについては後述)これを受けて円が売られドル円は109円台前半に上昇したものの、この上昇は長く続かず、反落して当初の上昇分を失いました。しかし特に目立った材料はなかったものの、午後にかけて円が再び全般的に売られ、ドル円は109円台半ばに上昇しました。

欧州時間になるとUSDが全般的に弱含む展開となり、ドル円は109を一時割り込みました。しかしNY時間に入るとイエレンFRB議長の発言や堅調な米経済指標の結果を受けて、米金利が上昇するなかでドルが全般的に買われ、NY時間後半にはドル円はついに110円台に乗せ、ユーロドルも1.06ドル台前半に下落しました。その他では原油価格が下落するなかで、資源国通貨が弱含んだのが特徴的でした。

*指値オペとは?

今回日銀が行った指値オペですが、わからない人もいると思うので解説したいと思います。
ここ最近、米金利が急激に上昇していますが、これに連れる形で日本国債の利回りにも上昇圧力が見られていました。しかし日銀は今年9月に金利をコントロールするイールドカーブコントロールを導入しており、これは日銀が適切だと判断するイールドカーブから乖離した場合には、国債の買い入れにより金利をコントロールする仕組みを意味します。今回トランプ相場により日本の金利にも上昇圧力がかかっていましたが、これを日銀が指定する利回りで国債を買い入れることにより日銀が適正と判断する水準まで金利を引き下げる指値オペが実施されたのです。結果的に、この指値オペが実施されたことにより日米の金利差が拡大したため、ドル円の上昇要因となりました。

各指数の変化

日本国債10年 0.0270% + 0.018
ドイツ国債10年 0.2790% – 0.018
英国債10年物 1.4100% + 0.027
米国債10年 2.3026% + 0.080

日経平均 17,862.63 + 0.42 + 0.00%
ドイツDAX指数 10,685.54 + 21.67 + 0.20%
英FT100 6,794.71 + 44.99 + 0.67%
ダウ工業株30種 18,903.82 + 35.68 + 0.19%

原油(NYMEX/WTI) 45.42 – 0.15 – 0.33%
金(COMEX) 1216.90 – 7.00 – 0.57%

各主要通貨の強弱関係

USD>GBP>CHF>CAD>EUR>NZD>JPY>AUD

ドル(USD)

ドルは強。NY時間にドル高基調が一層高まり、主に対円と対ユーロで強含みました。

ユーロ(EUR)

ユーロはやや弱。ドル高のなかで主に対ドルでの下落が目立ちました。

ポンド(GBP)

ポンドはやや強。英10月小売売上高が予想を大きく上回ったことを受けて上昇。特に対円での上昇がめだちました。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はやや弱。ドル高のなかで対ドルで下落したほか、原油価格も下落したことで全体的に弱含みました。

主な経済指標

《アジア時間》

豪10 月雇用統計(失業率): 予想:5.7%、結果:5.3%

《欧州・NY時間》

米新規失業保険申請件数: 予想:25.7 万件、結果:23.5 万件

米10 月CPI : 予想:+0.4%、結果:前月比+0.4%

米10 月住宅着工件数: 予想:+10.4%、結果:前月比+25.5%

米11 月フィラデルフィア連銀景況指数: 予想:7.8、結果:7.6

まとめ

昨日はNY時間にドル高基調が再燃し、ドルが主要通貨全般に対して上昇したのが特徴的な一日でした。
足許では米長期金利とドルのトレンドが為替市場を主導するかたちとなっていますが、米10年債金利が2.3%を超えたいま、目先の注目点として昨年6月の高値である2.5%を目指すかどうかが一つのポイントとして挙げられるほか、ドル円相場では5/30の高値である111.45円や4/25の高値である111.91円が視野に入り、ここを目指すかどうかも注目されます。
来週に向けての展開としては、材料が少ないなかで週央に日米の休場をことからも、週の前半は大統領選後のトレンドに調整が入るかどうか、またそれがどの程度の戻りになるのかが注目されます。調整がはいるようであれば、目先の下値のめどは200日移動平均線がある106円半ばが一つあげらますが、逆に米国サイドからドル高や米金利の上昇について牽制や懸念する発言があげられずドルの調整が入らなければ、週末にかけてこのトレンドが継続する可能性も考えられます。

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