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2016/08/30 米金利低下にもかかわらず、大幅な円安ドル高が進行

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2016/08/30 米金利低下にもかかわらず、大幅な円安ドル高が進行

マーケットのポイント

本日の相場は米金利が低下したにもかかわらずドル高が大幅に進行したのが主なポイントになります。

アジア時間にはアジア株が堅調に推移した事からJPYなど資金調達通貨が売られUSD/JPYは102円台を回復しました。

欧州時間に入るとJPY売りはさらに加速し、USDも強含んだ事でUSD/JPYは102円台半ばまで上昇。フィッシャーFRB議長の講演を前に勢いづきました。

もっとも、フィッシャー副議長の発言はそれほどタカ派な内容ではなかったため米金利は低下、それにつれる形でUSDも売りが入ります。

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しかしながらNY時間に入るとUSDは一転、買い戻しの動きへと向かい全面高に。この局面では米金利が低下したにもかかわらずこういった展開となりやや不自然感はありましたが、原油先物が軟調な推移となったことなどもUSDの下値を支えたものと考えられるでしょう。

その後も米8月消費者信頼感指数が予想を上振れたことでさらにUSD買いを強める要因となり、USD/JPYは7/29日以来の103円台に乗せるなど堅調な動きを見せました。

各指数の変化

日本国債10年 -0.0750% – 0.012
ドイツ国債10年 -0.0910% – 0.008
英国債10年物 0.6380% + 0.074
米国債10年 1.5663% + 0.007

日経平均 16,725.36 – 12.13 – 0.07%
ドイツDAX指数 10,657.64 + 113.20 + 1.07%
英FT100 6,820.79 – 17.26 – 0.25%
ダウ工業株30種 18,454.30 – 48.69 – 0.26%

原油(NYMEX/WTI) 46.35 – 0.63 – 1.34%
金(COMEX) 1316.50 – 10.60 – 0.80%

各主要通貨の強弱関係

USD>GBP>EUR>CHF>NZD>CAD>AUD>JPY

ドル(USD)

USDは強。米金利は横ばい~むしろ低下基調だったもののUSDは上昇。先週のジャクソンホール講演以来買われやすい地合いが続いているようです。

ユーロ(EUR)

EURはやや強。この日はUSDが強含んだ事でEUR/USDは日通し軟調、一方でEUR/JPYはJPYの方がEURよりも対USDで下落幅が大きかった事から上昇しました。

ポンド(GBP)

GBPは強。特に新規材料などは伝わっていませんが足下のショートポジションのカバーが広がっている者と考えられます。

資源国通貨(AUD、NZD、CAD)

資源国通貨はおおむね軟調。USDが強含んだ事、原油先物が軟調に推移した事などから売られやすい地合いとなりました。

主な経済指標

≪アジア時間≫

10:30 7月豪住宅建設許可、前月比11.3%増 予想上回る

≪欧州・NY時間≫

18:00 8月ユーロ圏消費者信頼感指数、マイナス8.5

21:00 8月独CPI速報値、前月比横ばい 予想下回る

22:00 6月ケースシラー指数、予想通り 前年比5.1%上昇

23:00 8月米消費者信頼感指数、予想上回る101.1

主な要人発言

《アジア・オセアニア》

菅義偉官房長官

30日13:18「為替、財務省・金融庁・日銀が常に連携・注視している」

30日13:22「円高是正・有効求人倍率・税収など全体としてアベノミクス一定の成果」「デフレ脱却まであと一歩」「ヘリマネには確かな定義なにもない」「少子高齢化で消費が思うようにいっていないのは事実」「強い経済がなければ確かな外交や安全保障推進も難しい」

30日13:44「過度な市場の動きに断固として対応できる動きをとっている」「財務省、金融庁、日銀の3者会合は私の指示で実施」

30日13:54「為替には最大の関心のもとに注視している」「(円相場)私の立場で明確に発言することは控えたい」「(為替介入)状況を見て適切に対応できる態勢をとっている」「為替の過度な動きにはG7で連携しながらしっかり対応」

浜田宏一内閣官房参与

30日19:01「為替介入が難しい場合、日銀による外債購入も選択肢」

30日19:03「為替市場の過度な変動には日本政府は市場介入すべき」「投機によって為替市場が歪められている、政府は正常化策を考えるべき」「マイナス金利とQQEの方向性は一致、必要なら両方拡大すべき」「金融政策はアベノミクス当初から効果を発揮している」

《欧州》

特に無し

《米国・カナダ》

フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長

30日19:33「利上げに関して1度だけとは言えない」「雇用は完全雇用に極めて近い」

30日19:38「世界や日本で起きていることに影響受ける」「マイナス金利採用の計画はない」

30日19:43「ドルは生産性において最も重要な要因でない」「財政政策変化の公算大きい、17-18年は不透明」

まとめ

米金利は低下する中でもUSDは勢いづくというやや不自然な動きとなりましたね。USD/JPYも約1カ月ぶりの高値に迫るなど9月利上げに向けた期待が高まりつつありそうです。

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