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小売売上高

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日本語名称 小売売上高
英語名称 Monthly Sales for Retail Trade and Food Services Survey
重要度 ★★☆
リリースページ http://www.census.gov/retail/
ホームページ http://www.census.gov/retail/
発表時間 翌月第 9営業日前後 8:30 E.S.T.
発表頻度 毎月1回
ソース Census Bureau
改定 改定値○/確報値○

小売売上高とは

小売売上高は小売業、飲食店の売上を販売(供給)側からみた統計指標で、個人消費の動向を見るうえで重要となります。
速報値は約5000社のサンプルに基づいて作成されており、改訂は約12000社のサンプルをもとに対象月の6週間後に発表されます。
しかし、小売売上高の対象とする財及び飲食店は個人消費の3割り程度しかカバー出来ておらず、税金やカードの手数料は除外されているものの、インフレなどの価格変動の影響が取り除かれていない名目上の数値であることにも注意が必要です。

なぜ重要なのか

個人消費は米経済の約70%を、小売はその3分の1をしめています。消費者がより多くの買い物をすれば、経済の成長もより活発なものになり、経済動向をみるうえで個人消費の動向は重要なものとなります。センサス局はこういった個人消費の動向をみるために毎月何千もの店を調査しその報告を出しており、この報告は投資家やエコノミストから高い注目を浴びています。
しかし、この指標は欠点がいくつかあります。まず財や飲食への支出はカウントされますが、個人支出の約3分の2を占める多くのサービス業への支出はカウントされていないことです。次にデータが実質化されておらず、インフレなどの価格変動の影響を除去出来ていません。加えて、この指標の速報値は不安定でしばしば誤解を生むこともあり、後に重大な改訂が行われることもあります。それでも、この指標の速報値の金融市場への影響は以前無視出来ないものとなっています。

指標の見方と市場の注目点

債券・金利市場への影響

個人消費があまりにも良いときは債券保持者にとっては好ましくありません。小売売上高が大きく伸びたときは消費者の財布のひもがそれほど緩いことを示しており、個人消費の増加は経済成長を加速させます。これはインフレへの懸念を呼び、債券価格の押し下げ要因と金利の上昇要因になります。
逆に小売売上高が弱いときは債券価格が上昇し、金利が低下する傾向があります。

株式市場への影響

企業の利益と消費者の消費活動は密接に結びついており、強い小売売上高は企業収益の増加につながるため、株価にとっても好材料となります。
逆に小売売上高が弱いときは株価の下落要因です。

通貨市場(USD)への影響

外国人投資にとって小売売上高の増加は米金利の上昇要因となるため、その分ドル資産への魅力を高め、ドルの価値を高めます。しかし、米国で売られている製品の多くは輸入品であり、これらの売上があがることで、輸入が増えると、必然的に海外企業のドル以外の通貨への需要が高まります。また、既に膨大な貿易赤字を抱えている米国にとってもこの展開は好ましくなく、強い小売売上高はドルの価値を下落させる要因ともなり、通貨市場参加者にとって小売売上高は解釈の難しい指標です。
 
以上、小売売上高の見方でした。
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