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【2017年版】海外FXの確定申告の国内FXとの違いと注意点とは?

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海外口座でFXをして利益を上げた場合でも、国内口座での場合同様税金を納める必要があります。
さらに面倒なことに、国内FXと海外FXとでは税率も確定申告の方法も大きく異なるので、予め知っておかないと後々面倒なことになりかねません。
ここではその違いと注意点をまとめて解説しているので、是非参考にしてください。

この記事の目次
確定申告が必要となる基準とは?
そもそも海外FXと国内FXでは税金のジャンルが違う!
ジャンルが違うことによる税金の払い方の具体的な違いとは?
 ・税率(税制)が違う
 ・損失を繰越できない
海外FXの税金を節税する方法とは?

確定申告が必要となる基準とは?

さて、そもそもFXをしている人全員が確定申告をする必要があるわけではありません。
確定申告が必要となる基準は以下の通りです。

・給与取得者…年間20万円以上の利益を上げている。
・給与未取得者…年間38万円以上の利益を上げている。

なので仕事で給料を受け取っていて且つFXで年間20万円未満の利益の方と、給料を受け取っていないで且つFXで年間38万円未満の利益の方は現段階では確定申告をする必要はありません。
ただし今後勝ち始めてこの額を超える利益を上げ始めたら必要となるので、必ず覚えておいてください。

また、国内FXであろうと海外FXであろうとこの確定申告をする基準は変わりませんが、前述の通り両者の間では税制や確定申告の方法に大きな違いがあるので注意が必要です。
その違いについて以下で詳しく解説していきます。

そもそも海外FXと国内FXでは税金のジャンルが違う!

ではなぜ海外FXと国内FXでは同じFXなのにもかかわらず税率や申告方法に違いが生じるのでしょうか。
それは、そもそも税金のジャンルが違うからに他なりません。
それぞれの税金のジャンルは以下の通りです。

・国内FX…申告分離課税
・海外FX…総合課税(雑所得)

税金の種類によって税制や申告方法なども様々ですので、同じFXでも国内外業者で違いが生じてしまっているんですね。

ジャンルが違うことによる税金の払い方の具体的な違いとは?

では実際に税金を払う際、国内外FXで具体的にどのような違いが生じているのでしょうか。
大きく分けて以下の二つの違いがあります。

税率(税制)が違う
国内FXや株での損失を繰越できない

税率(税制)が違う

まず第一に納める税率(税制)が大きく異なります。

・申告分離課税(国内FX)…一律20%
・総合課税(雑所得)(海外FX)…累進課税

国内FXではいくら稼いでも税率が20%で固定なのに対し、海外FXは稼げば稼ぐほど高く取られてしまいます。
利益額と税率の対応は以下の通りです。

 課税所得金額  税率
 195万円以下  15%
 195万円超~330万円以下  20%
 330万円超~695万円以下  30%
 695万円超~900万円以下  33%
 900万円超~1800万円以下  43%
 1800万円超  50%

では実際に例を挙げて税金を計算してみましょう。

国内外FXでそれぞれ年間100万円の利益が出た場合
国内FX…100万円×税率一律20%=税金20万円
海外FX…100万円×税率15%=税金15万円
このように利益額が330万円以下の場合、(国内FXの税金)≧(海外FXの税金)となります。

国内外FXでそれぞれ年間1000万円の利益が出た場合
国内FX…1000万円×税率一律20%=税金200万円
海外FX…(900万円×税率33%)+(100万円×税率43%)=(300万円)+(43万円)=税金343万円
このように利益額が330万円超の場合、(国内FXの税金)<(海外FXの税金)となります。

以上でわかる通り利益額が大きくなると海外FXの税金の方が国内FXを大幅に上回ってしまうようになるので、海外FXでの利益額が年間330万円を超えたら国内FXをメインに取引するなどといった対策も有効と言えます。

損失を繰越できない

そして第二に、海外FXは国内FXや株などと違い損失を繰越できないという特徴があります。

そもそも国内FXや株では確定申告の際には損失の分も申告できて、翌年以降の利益に繰り越すことで税金を抑えることができます。
この損失申告は3年間有効となります。
例えば国内FXで2015年の1年間で100万円負け越して、2016年の1年間では200万円勝ち越してたとします。
そうすると2016年度分の税金は(200万円-100万円)×20%=20万円で済むことになります。

さて、問題は海外FXの場合で、この場合国内FXや株と違って被った損失を繰越できない点に注意が必要です。
これは国内FXで被った損失を海外FXで繰越できないといった意味ではなく、そもそも海外FXでは損失繰越というシステム自体取り入れていないといった意味です。
ですので同じ海外FXの損失を海外FXに繰り越すこともできないため、海外FXでは損失分の確定申告をする必要がないことになります。

海外FXの税金を節税する方法とは?

ここまで解説した通り海外FXの税制は特殊で、国内FXや株と比べて税金面ではかなり不利であると言わざるを得ません。
ですがその中でもなんとか税金を抑えるための工夫をいくつかまとめてみることにします。

海外FXでの運用は年間利益額330万円までに抑える
こちらで解説した通り年間利益額が330万円以下の場合、海外FXでの税金は国内FXと同等かそれ以下に収まります。
ですので海外FXでの運用は330万円までにして、それ以上は国内業者に回すといった対策が有効です。
330万円以内にまで抑えれなくても、税率33%まで許せるなら900万円以内で運用するなどという方法も考えられますね。

同じ雑所得の経費、損失をしっかり申告する
…海外FXに限らず、確定申告においては経費をいかに上手く申告するかがかなり重要になってきます。
雑所得は前述の通り翌年以降に損失を繰り越すことはできませんが、その年の経費や損失を利益額から差し引くことは可能です。
海外FXで被った損失だけでなく例えばトレードを勉強するための本代、セミナー代、トレードに使っているパソコンの購入費や電気代など、しっかり申告すればこれらは経費と分類されて利益額から差し引かれることになります。

また、同じ雑所得であれば海外FXではなくても一緒に経費を申告することができます。
以下は海外FX以外の雑所得に分類される例です。

雑所得の例
・年金や恩給などの公的年金等(遺族年金や障害年金は非課税)
・非営業用貸金の利子
・著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金など
・アフィリエイトの収入やインターネットオークションの売金(生活用動産は非課税)
・先物取引所得、外国為替証拠金取引(FX)など
・金地金(貴金属)などを営利目的で継続的に売買する場合

引用元…ウィキペディア

例えばアフィリエイトの商材代やサイト維持費なども海外FXの経費と一緒に費用として申告することで、海外FXの利益額を減らして節税することが可能になります。
ただし繰り返しになりますが、翌年以降の繰越だけはできないので注意してください。

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